おせち料理の定番でもある「黒豆」はアンチエイジングに嬉しい栄養が豊富なので、お正月以外の時期にも積極的に食べたい食材です。インナービューティー料理研究家の筆者が、黒豆の美容に嬉しい栄養と簡単なアレンジ料理をご紹介します。
■黒豆の栄養
更年期世代に必要な栄養素がギュッと詰まった「黒豆」を、お正月にしか食べないなんてもったいないです。
エイジレスな美肌や新しい細胞のもととなる良質な「たんぱく質」や、血色の良い肌作りや貧血対策に欠かせない「鉄」、美腸作りに欠かせない「食物繊維」、むくみ改善をサポートする「カリウム」や「大豆イソフラボン」などをバランスよく含んでいます。
■黒豆を活用したアレンジレシピ
黒豆オートミールクッキー
腸活に嬉しい食物繊維が豊富な「オートミール」がザクザク入った素朴なクッキーです。
冷え予防に役立つ「シナモン」など、お好みのスパイスをほんのり効かせれば奥行きのある味わいになります。黒豆のほどよい甘さと食感が新しいギルトフリーなレシピです。
材料(作りやすい量)
・黒豆(甘く煮たもの※汁気はしっかりと切っておく) 30g
・無塩バター 100g
・オートミール 100g
A
・きび砂糖 70g
・溶き卵 1個分
B
・薄力粉 100g
・重曹 小さじ1/4
・シナモン、ナツメグ、カルダモン(パウダー) 各少々
作り方
(1)無塩バターを細かく刻んで耐熱容器に入れ、電子レンジ(600W)で約1分加熱し柔らかくします。
(2)大きめのボウルに(1)を移し、Aをきび砂糖→卵の順に数回に分けて加えます。泡だて器でその都度よく混ぜ合わせてください。
(3)Bを全て合わせ、振るいながら(2)に加え、ゴムベラで切るようにさっくりと混ぜます。
(4)オートミールと黒豆(飾り分を少し取っておくと良い)を(3)に加え、全体をよく混ぜ合わせます。
(5)オーブンを180度で予熱します。約12等分にした生地を平らに広げて並べ、黒豆をトッピングします。18〜20分オーブンで焼けば完成です。
この他にも、黒豆はさまざまな料理に活用できます。以下の料理も作ってみてくださいね。
黒豆チーズトースト
トーストに黒豆とピザ用チーズをのせ、トースターでチーズが溶けるまで焼けば完成です。朝の栄養補給におすすめです。
黒豆とカボチャのホットサラダ
蒸す、または電子レンジで加熱したカボチャをホークの背で荒くつぶします。そこへ、オリーブオイル適量と塩ひとつまみを加えてよく混ぜ、黒豆を加えて全体をよく和えれば完成です。
黒豆米粉マフィン
黒豆の甘さを活用すれば、砂糖控えめでも満足菅野ある味わいになります。抗酸化作用の高い「抹茶パウダー」を加えることが筆者のお気に入りです。
グルテン控えめな米粉を使ったマフィンなら、ダイエット中でも安心ですね。米粉の配合は、商品パッケージに記載されている割合で作ると失敗しにくいですよ。
ご紹介した黒豆オートミールクッキーは、食品用乾燥材を入れた密閉容器で約10日間保存が可能です。リモートワークやお家時間に召し上がってみてください。2021年も健やかに美しくありたいですね!
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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