私たちの心を優しく包んで、気分を上げてくれる色彩豊かなお花。お部屋はもちろん、玄関や食卓にもお花があると、そこの空気がパッと華やぎますよね。せっかく飾ったのなら、その美しさを最大限長く味わいたいもの。そこで今回は、切り花を長持ちさせる方法をご紹介します。
■水の中で茎をカット
水が切り花まで運ばれるには、茎の導管の中で水がつながっていることが大切です。このつながりが切れると、水が引き上げにくくなるため、切り花は長持ちしません。水の中で茎を切れば空気が入らず、水がスムースにお花まで届きます。
■器を清潔に保ち、水をこまめに変える
器の中に微生物が繁殖すると、水を吸い上げる茎部分がふさがってしまい、水上げが悪くなります。お花を長持ちさせるには、いかに水をお花まで届けられるかがポイントになるので、茎の切り口を清潔に保つ必要があります。
■花器に10円玉を入れる
10円玉には銅が含まれており、水に入れると銅イオンが溶け出します。銅イオンには殺菌効果があるため、水中の微生物の繁殖を抑えてくれると言われています。太陽光が当たらずカビが生えやすい環境の場合、効果がありそうですね。
その姿だけで癒しをもたらすお花の効果は偉大です。筆者は、お花には視覚からもたらすアンチエイジング効果があると信じています! その色や香りにどんどん触れたいものですね。
(ホリスティックビューティインストラクター Eriko)
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【参考】
※田中修著(2008)『葉っぱのふしぎ 緑色に秘められたしくみと働き』(サイエンス・アイ新書)