和の発酵食品「味噌」。大豆と麹を発酵させて作られた味噌は、発酵過程で大豆のタンパク質やイソフラボンが分解され、吸収されやすい状態になるだけでなく、抗酸化力が強く、腸内環境美化も期待できるアンチエイジング食品です。とはいえ、お味噌汁以外使い方が思いつかない……という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、美養フードクリエイターである筆者が、ジャムやディップ感覚で使える味噌レシピを4つご紹介します!
■ジャムやディップ感覚で食べられるアレンジ味噌レシピ4つ
スパイシー味噌
<材料>
・米味噌
・ガラムマサラ
・クミン
<作り方>
米味噌に、お好みの分量のガラムマサラとクミンを混ぜて出来上がり。
<使い方>
スパイシーな香りが味噌のコクとよく合います。このままディップとして野菜やパンにそえたり、パスタやご飯と和えても◎。
トマト味噌
<材料>
・八丁味噌
・セミドライトマトのオリーブオイル漬け
・ヘンプシード(無くてもOK)
<作り方>
細かく切ったセミドライトマト、ヘンプシードと八丁味噌を混ぜて出来上がり。
<使い方>
八丁味噌は、味噌のなかでも抗酸化作用の高い味噌。このままディップとして、みりん等で伸ばして肉や魚のソースに、お湯に溶いてスープとして飲んでも美味しいですよ。
ヨーグルト味噌
<材料>
・米味噌
・ヨーグルト(無糖)
・ごま
<作り方>
味噌とヨーグルトをよく混ぜ、ゴマを加えて出来上がり。
<使い方>
ヨーグルトが爽やかなヨーグルト味噌は、野菜ディップや、ドレッシングとして、また、肉や魚を漬け込むのもおすすめです。
柚子味噌
<材料>
・白みそ
・柚子ジャム(もしくは、柚子茶)
<作り方>
白みそと柚子ジャムを同量、よく混ぜて出来上がり。
<使い方>
他の味噌に比べ塩分が少なく甘味の強い白みそ。柚子茶と合わせることで、香りと甘味が加わり、和菓子の白餡のような味噌になります。ヨーグルトやパンに、ジャム代わりとして使ってみて下さい。柚子がない場合には、マーマレードやレモンジャムもよく合いますよ。
お味噌がなかなか減らない……という方、アレンジ味噌にチャレンジして、味噌を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
【関連記事】
・美肌・美腸に!毎日続けたい「酒粕ヨーグルト」「はちみつ甘酒」レシピ
【参考】
※腸内細菌を増やす日本の伝統食「酵素・酵母食品」 – 日本食品機能研究会
※味噌を科学する – 椙山女学園大学(PDF)
※味噌の色調と抗酸化性との関係 - 駒沢女子短期大学 下橋淳子・西山一郎