近年続いているスーパーフードブーム。今年も、いろいろなスーパーフードが話題に上りましたね。みなさんは、何かチャレンジしてみましたか? 今回は、2015年に話題になり、身近になったスーパーフードを5つご紹介します。
■今年流行ったスーパーフード5つ
(1)チアシード
大手食品メーカーからも販売されているチアシード。水を含むとゼリー状になるという面白い食感が特徴で、食べやすさも人気の理由の一つです。体内で合成することができず、血管や血液の健康、アレルギーを抑えるといった、身体に必要な働きのある「α-リノレン酸」を多く含むことから注目されました。この他にも、食物繊維、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸なども含んでおり、少量で必要な栄養素が摂れます。
(2)ゴジベリー(クコの実)
中華食材としてもお馴染みの「ゴジベリー」。抗酸化力を示すORAC値はアサイーよりも高く、アンチエイジングに最適なドライフルーツといえます。シミを予防する働きやコラーゲンの新陳代謝を高める働きもあって、肌ケアにおすすめ! 調理せずにそのままスナック感覚で食べられるのも良いですね。
(3)第3のミルク
牛乳、豆乳に変わる代替ミルクとして注目されたのが、植物由来の「第3のミルク」と呼ばれるミルク製品。アーモンドミルクやライスミルク、ヘンプミルクなど、様々な種類のミルクが販売されるようになりました。どれもビタミン、ミネラルが豊富で、ほのかな甘味があって飲みやすいのが特長です。
(4)キヌア
宇宙食としても採用されている南米生まれの穀物「キヌア」。生命力が強く、過酷な環境でも育ち、豊富なアミノ酸、ミネラル、食物繊維を含んでいます。グルテンを含まないため、小麦の代用品としても注目されています。白米に混ぜて炊いたり、茹でたキヌアをサラダに入れたりと、利用法はさまざま。日常の食卓に取り入れやすいスーパーフードです。
(5)フラックスシードオイル(亜麻仁油)
フラックスシードオイルは、食べ物から摂る必要のあるα-リノレン酸を多く含むだけでなく、体内で「エストロゲン」と同じ様な働きをする「リグナン」が豊富に含まれています。血液と血管の健康のため、また、女性らしさを保つためにも欠かせない良質オイルです。酸化しやすいため、開封後は冷蔵庫で保存し、非加熱で使いましょう。
食べ物からの体質改善は時間はかかりますが、その分、ストレスが少ないためリバウンドの心配もありません。毎日の食生活に取り入れやすいスーパーフードを習慣にして、来年は「食べてキレイに」を実践したいですね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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※美白効果をもつクコの実エキスにさらなる抗酸化力を発見 – サティス製薬
※からだの中から紫外線ダメージを防ぐ!クコ(枸杞)の実エキス – 資生堂
※アンチエイジングにも!NASAが認める穀物「キヌア」とは? – 週刊朝日
※アマニ(亜麻仁)について – ニップン