こなれ感が出て大人気の「ミディアムヘア」。ここ数年「ロブ」という名称でも親しまれております。ロブとは、ロングボブの略称で、いわゆる長めのボブのことです。
特に、鎖骨くらいの長さが人気です。鎖骨くらいと聞くと「はねやすい長さなのでは?」と思う方もいらっしゃると思いますが、その通りです。そのはねやすい長さを利用して、ラクにこなれ感のあるヘアを再現しているのです。
美容師の筆者が、イメチェンされたい方やミディアムヘアに挑戦したいと思っている方必見の、「大人ロブのおすすめヘアスタイルと、美容室でのオーダーの仕方」をご紹介します。
■40〜50代にもロブが人気の理由
ロブヘアが人気の理由は、「こなれ感が出る」「アレンジもできる」「ロングの方でバッサリ切る勇気がない方でも挑戦しやすい」などが挙げられます。筆者の働く美容室に来店されるお客さまにも人気のスタイルです。
40代〜50代のお客さまがロブヘアを選ぶ理由としては、「スタイリングがラクな流行りのスタイル」「ロブの形によっては、根元からフワッとボリュームが出せる」などが挙げられます。
こなれ感がでてスタイリングがしやすい
「髪がはねる」ということには、「動きが出る」というイメージがあります。「はねる長さを利用する」ということは、動きが出ることでもあり、こなれ感がでてスタイリングがしやすいのです。
「髪がはねる」=「髪がぼさぼさ」と思われた方もいらっしゃると思いますが、ぼさぼさに見えるのは毛先がパサパサの状態で広がっているからです。スタイリング剤を上手く使いこなせば、毛先がはねていてもぼさぼさに見えることはありません。
ハーフアップにしたり一つに結んだりとアレンジもしやすい長さなので、その日の気分で雰囲気を変えやすいのも人気の理由です。
今回は、特に人気のある「切りっぱなしロブ」と「ひし形ラインのアンニュイロブ」をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
■切りっぱなしロブ
切りっぱなしの、毛先がぱっつんとしたロブです。甘くなりすぎないラインが好きな方におすすめです。ストレートのラインが凛とした女性のイメージを出してくれます。
ロブは自然とはねるので、朝は特に寝グセがついてなければ、きれいに髪をとかしてスタイリング剤をつけるだけでもまとまります。髪のクセが気になる方は、ストレートアイロンで軽く伸ばすだけで簡単にスタイリングが完成します。
美容室でのオーダーの仕方
「切りっぱなしのロブにしたい」と美容師さんにお伝えいただければOKです。
毛先にボリュームが出るスタイルなので、髪の長さは、顔の形や全体のバランスによって決めた方が、全体のラインがすっきり見えます。担当の美容師さんと相談しながら長さを決めることをおすすめします。
切りっぱなしのロブはほぼ段がついていないため、軽さや動きが出づらいという面もあります。ハイライトやインナーカラーを入れると軽さや動きが出て見えるので、気になる方は試してみてください。
■ひし形ラインのアンニュイロブ
ひし形ラインのロブは、かなり人気のスタイルです。柔らかい雰囲気を出すひし形のシルエットが、女性らしさをかもし出してくれます。
毛先を切りっぱなしにしてトップに段を入れることで、軽さや動きも出ます。段の位置は、顔のバランスによって決めた方が、全体のバランスも良く見え、リフトアップして見えます。
担当の美容師さんと相談しながら決めることをおすすめします。
美容室でのオーダーの仕方
「切りっぱなしのロブで、ひし形のラインになるように段を入れたい」と美容師さんにお伝えいただければOKです。
段を入れることにより毛先が軽くなるので、髪質によっては広がりやすくなる場合があります。美容師さんと相談しながら、段の位置を決めましょう。段を入れることによりトップにボリュームが出るので、トップをフワッとさせたい方におすすめです。
■ロブヘアにおすすめのスタイリング剤2選
毛先が広がりやすいロブヘアには、バームのような少し重ためのスタイリングがおすすめです。
N. ナチュラルバーム/ナプラ
画像上のアイテムです。重ためのウエットな質感が好きな方にはおすすめです。
(18g 税込価格1,320円/45g 税込価格2,200円)
モイ バーム ウォークインフォレスト/ルベル
画像下のアイテムです。ベタつかず、ラフな動きとぬれ感が出ます。
(37g 税込価格2,860円 ヘアサロン専売品)
どちらのバームも、スタイリングに使用した後、そのまま手になじませてハンドクリームとしても使えます。
世代を問わず大人気のロブヘアに、ぜひチャレンジしてみてください。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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