皆さんは「若返りの水」と呼ばれる「ハンガリアンウォーター」を知っていますか? 30代、40代のエイジング世代にとっては聞き逃せないワードですよね。実はこれ、14世紀にハンガリー王妃が愛用した芳香水のことなんです。今回はアンチエイジングの手助けにもなると言われる、ハンガリアンウォーターを作りましょう。
■隣国の王からの求婚にもつながった「若返りの水」
実際に作る前に、ハンガリアンウォーターにまつわる話を紹介しましょう。ハンガリーの王妃エリザベート1世は、若くして亡くなった夫に代わり国を治めていました。ところが晩年、手足の痛みに悩まされます。そこで、修道院の僧がローズマリーなどを使った痛み止め薬を献上。みるみる回復し、さらに王妃は70歳を過ぎてから、隣国の若い王に求婚を受けたのです。それでこの芳香水が「若返りの水」と呼ばれるようになりました。
■華やいだ香りでより若く美しく
では、さっそく「若返りの水」ハンガリアンウォーターを作りましょう。
準備するもの
・アトマイザー(スプレー容器/100ml用)
・無水エタノール…5ml
・精製水…75ml
※無水エタノール、精製水ともドラッグストアで入手できます。
・エッセンシャルオイル(全部で6滴)
ローズマリー…3滴
ラベンダー、オレンジ、ベルガモット(またはレモン)…各1滴
・ローズマリー、ローズのフローラルウォーター…各10ml
※フローラルウォーターとは、エッセンシャルオイル抽出時に出る蒸留水です。
作り方
1. 無水エタノールをアトマイザーに入れます。
2. 1.に各エッセンシャルオイルを入れて振り混ぜます。
3. 2.にローズマリーとローズのフローラルウォーターを加えます。
4. 最後に精製水を入れ、よく振り混ぜたら完成です。
■乾燥が気になるときにはグリセリンを
肌の乾燥が気になる時には、上記のレシピにグリセリンを加えるとしっとりします。ただし、様子を見ながら少しずつ加えてください。また、コットンやシートマスクにこれを含ませてパックするのもおすすめです。 ほかには、ルームスプレーやハンカチに含ませて使うと、1日を華やいだ気分で過ごせるでしょう。 さらに嬉しいことに、ローズマリーにはキメを整え、肌を引きしめる働きもあるそう。アンチエイジングも期待できるハンガリアンウォーター、早速試してみて下さい。
(つやプラ編集部)
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【参考】
※アロアテラピー検定 公式テキスト2級 - 社団法人 日本アロマ環境協会
※「A Basic Guide to Aromatherapy」 (ニールズヤードレメディーズ)