暑い季節は、生で食べられる野菜を選ぶことが多いかもしれません。しかし、生野菜のとり過ぎは老ける原因にもなりかねますので、注意が必要です。
そこで読者の皆さまにおすすめしたいのが、レンジで簡単にできる「ホットサラダ」です。
ずぼらだけど国際薬膳調理師である筆者が、レンチンで完成する簡単な野菜レシピをご紹介します。エイジングケアに特化したレシピですので、つやプラ世代の方は必見です。
■生野菜サラダのとり過ぎで老ける!?
美容や健康のためにたっぷりと野菜を食べる良さを分かってはいても、暑くなるとトマトやきゅうり、レタスなどの生で食べられる野菜に手がのびてしまいませんか?
もし、これらの野菜ばかり食べているのであればその習慣を見直しましょう。それは、これらの野菜は身体を冷やし胃腸も冷やしてしまうからです。
中医学では、身体を冷やす性質のものを生で食べ続けていると胃腸系システムである「脾(ひ)」が弱ると考えます。脾は、肌や髪をキレイに保つ栄養やうるおいをつくる臓腑ですので、脾が弱ると肌や髪のトラブルを招きやすくなります。
また、脾は肌の弾力とも関わっているため、脾が弱ると肌がたるむ原因にもつながります。日頃から、脾を労わることを意識しましょう。
■ホットサラダでエイジングケア
脾を労わるために必要なことは脾の働きを高める食材を食べることと、加熱調理で食べること。しかし、煮たり茹でたりすることは暑い季節には負担に感じてしまうものです。
そこでおすすめしたいのが、レンジで加熱する「ホットサラダ」です。脾を労わる野菜を使えば、脾の働きがよりアップします。
筆者のイチオシ野菜は、にんじん・キャベツ・ブロッコリーです。この3つの野菜は脾の働きを高めるほか、エイジングケアにもおすすめの食材です。
■黒い食材をプラスすれば最強エイジングケアレシピに!
上記のおすすめ野菜3つにプラスすることでエイジングケアを高める食材があります。それは、“黒い食材”です。
中医学では昔から、「エイジングケアには、のり・黒ゴマ・黒酢などの黒い食材が欠かせない」といわれてきました。黒い食材には「腎(じん)」というエイジングケアに関わりのある臓腑をいたわる働きが期待できるからです。
つまり、にんじん・キャベツ・ブロッコリーに黒い食材をプラスすれば、最強エイジングケアメニューができあがります。筆者イチオシのレシピをご紹介します。
■レンジで簡単!野菜のエイジングケアレシピ3つ
(1)にんじんの黒酢ホットサラダ
にんじん一本をピーラーでむき、オリーブオイルを小1程度を混ぜ合わせます。600Wのレンジで数分加熱して、最後に塩を少しだけ入れて黒酢をお好みの量だけ入れて和えたら完成です。
脾を労わりながら美肌に導く野菜といえば、にんじんです。黒酢と和えることでエイジングケアが狙えます。
にんじんはナッツと相性が良いので、砕いてトッピングをすると効果も美味しさもアップします。
(2)キャベツとツナとのりのサラダ
キャベツ3枚程度をざく切りにし、水を少し入れてしんなりするまでレンジで加熱します(500Wで2分程度が目安)。水気を切って、ツナ1缶と、のりをちぎって入れて和えたら完成です。
キャベツには脾の働きを高め、腎を労わる作用が期待できます。腎と脾はともに支えあって働いているので、腎の働きを高めるためには脾が元気であることも必須条件になりますから、キャベツはとても優秀食材です。
さらに、腎の働きを高めるためにのりを入れ、ツナは血を補うためにプラスしました。
(3)ブロッコリーの黒ゴマナムル
1/2株のブロッコリーを食べやすい大きさに切り、タッパーに水を少し入れて600Wで2分程度加熱します。ごま油と塩少々、レモン汁1/2程度、黒すりゴマをたっぷり入れて和えたら完成です。
ブロッコリーには健脾&補腎作用、黒ゴマには補血&補腎作用が期待できますので、ブロッコリーと黒ゴマは老化対策の定番コンビです。どちらも腎の働きを高めることにすぐれているので、組み合わせることでより効果を発揮します。
黒ゴマはすりゴマでないと吸収されにくいので、“すりゴマ”を使うことがポイントです。
薬膳と聞くと特別な食材を使わなければいけないというイメージがあるかもしれませんが、エイジングケアに必要なのは「胃腸を冷やさないこと」「脾を労わる食材&腎を労わる食材を食べること」ということを覚えておいてください。
そして、それを叶えるのが今回ご紹介したレンチンレシピです。継続は力なりですので、手軽で続けやすいこのレシピを、ぜひお試しください。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
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【参考】
※池田陽子/著(2020年)『1日1つで今より良くなるゆる薬膳。365日』JTBパブリッシング※日本中医食養学会/著(2019年)『食養生の知恵 薬膳辞典 食物性味表』燎原書店