「生き生きと、若々しく見られたい」……それは、40・50代の女性共通の願いではないでしょうか。
若見えの重要なポイントになっているのは、実は「顔の下半分」です。たるみや、大きめのシワが出やすいのは、顔の下半分なのです。
マスクをしている今、そうした顔の下半分が隠れているため、大抵の人は実際よりも「若く見える」状態にあります。でももし、マスクを取った途端に+10歳も老け見えしてしまうとしたら……!?
マスク生活2年目の今こそ、マスクの下をケアして、「マスクを取っても若々しい」状態を目指しましょう。
エステティシャンの筆者が、顔の下半分を引き締めて若見えにつながるマッサージをご紹介します。
■マスクで顔のたるみが進行!?
マスクをしていると表情が乏しくなる傾向があり、表情筋の衰えが加速します。つまり顔がたるみやすくなるのです。
マスクを取った自分の顔を見て、「あれ、なんか老けた?」と気づいた、という経験はないでしょうか?
■顔の下半身が印象を左右する理由
お顔は、加齢とともに顔の筋肉が衰えてきます。
すると、顔が縦に伸び、横幅が広がり、ほうれい線やマリオネット線など年齢を感じさせる「線」が目立ってきます。また、フェイスラインのもたつきや二重顎などの変化も起こります。
大きく変化しやすいのは、顔の上半分より、下半分なのです。
マスクをとったら印象がガラリと変わることも!
筆者のサロンのお客様は、最近マスクをした状態で出会った人の年齢を、「30代後半の方かな?」と想像していたそうです。
ところが、マスクを取ったところを見たら、「あれ、30代どころか50代かも……?」と、イメージが変わってびっくりした、とおっしゃっていました。
実際の年齢は40代後半だったそうですが、そのくらい顔の下半分の印象は大きいのです。
あなたはマスクを外した顔に自信がありますか?
上の写真、マスクなしとマスクあり、どちらが若く見えるでしょうか?
おそらく右のマスクあり、のほうが若く見えると思います。顔の下半分を隠すと、それだけで若く見える傾向があるのが、おわかりいただけるでしょう。
だからこそ、顔の下半分をケアすることが重要なのです。
■顔の下半身の引き締めマッサージ3つ
顔の下半分をケアして、若見えをめざすマッサージを3つご紹介します。
(1)マスク疲れをオフする耳周りのマッサージ
マスクの紐の重みはかなり軽いはず。ですが、一日中耳にひっかけていると、やはり耳や耳周りの筋肉に負担をかけています。まずは耳をマッサージしていきましょう。
耳周りのマッサージのやり方
耳を親指と人差し指・他の指ではさみ、下から順に、内から外側へ揉んでいきます。
力は、痛気持ち良いくらいの強さで。凝っているな、硬いなと感じるとことは少し長めに。
左右同じように行います。時間の目安は1~3分程度です。
(2)口をポカンとあけてエラをほぐす
ストレスなどで懲りがちなエラの筋肉。奥歯をぐっと噛んだ時にポコっと盛り上がるところを探しましょう。
エラのほぐし方
エラに人差し指・中指・薬指の三指の腹を当てて、口をポカンと開けて脱力します。
その後、指に圧をかけてゆっくりと上に引き上げるように円を描きます。
左右同時でもOKですが、コリが強い人は手を重ねて左右一ヶ所づつ順番に、各1分程度行いましょう。
(3)耳の下のくぼみを押してマッサージ
ここがとどこおると、むくみやくすみなどが起こりやすいので、しっかりと圧をかけましょう。
耳の下のくぼみの押し方
フェイスラインの骨の奥、耳の下のくぼみに指を入れ込みます。奥に指を入れるように刺激を与えていきます。痛い人は、無理のないように行いましょう。
ゆっくりと差し込み、ゆっくりと力を抜きます。これを3〜5回ほど繰り返します。
終わったら上の写真のように、首筋を耳のあたりから鎖骨の内側まで、ゆっくりとさすって下ろします。
つづいて、鎖骨を人差し指と中指で軽くはさむようにして、内側から外側にかけて、手の重みをかけて流していきましょう。
左右同じように行って終了です。
以上で解説しましたように、ほうれい線やフェイスラインのもたつきなど、年齢を感じさせる「線」は顔の下半身に集中しています。「マスクで隠れているし、いいや!」と放置することもできますが、自信をもってマスクを外せる自分でいたいですよね。
「マスク美人」なんていう言葉もありますが、「マスクなしのほうが素敵!」と思えるお顔をセルフケアで少しずつつくっていきましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
【関連記事】
・たるみ進行度がわかる!肌老化度を自分でチェックする方法
・40•50代の目元が若返る!クマのケア方法って?
・ツボ押しでたるみ解消!?「若見えに導くツボ」3つ
・いつもの化粧品の効果がUP!?40•50代が使うべきアイテム3つ