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知ってた?お米屋さんが絶対やらない「NG保存方法」3つ

お米・雑穀マイスター
澁谷梨絵

春先に向けて、段々と暖かくなってくるこの季節。新米シーズンからおよそ半年が過ぎ、お米にとっては少し厄介な劣化が気になる季節です。でも、大丈夫! お米の専門家が、次の新米の季節まで美味しくお米を食べられる保存のポイントをお教えします。

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 ■1.袋のまま常温で保管

お米の袋には、実は目に見えない小さな穴が開いています。そのため買ってきたお米袋のまま保管すると、空気穴からどんどん酸化が進んでしまいます! ジップロックやタッパーなど、密閉容器に移し替えて、空気をシャットアウトしてください! これからの時期は段々と暖かくなり酸化の進行がより早くなりますので、ご注意を。できれば、密閉容器に入れたお米は冷蔵庫の野菜室に保管すると、お米が冬眠状態になって劣化せずに、いつまでも美味しく食べることができますよ。

 

■2.炊事場やシンクの下に保管

お米は、湿気とにおいを吸ってしまいます。湿気の多い炊事場の下やシンク下は、お米の鮮度が下がってしまいます。また、炊事場の下のにおいを吸って、お米が洗剤臭くなってしまうことも。お米の天敵である湿気と温度帯にはご注意を! お米が心地よく鮮度を保てる温度帯は、冷蔵庫の野菜室の温度帯10度前後です。

 

■3.米びつに入れて継ぎ足し保管

お米についているヌカ部分は、酸化を進ませ、お米を劣化させます。米びつに入れてお米を使い切ったら、必ず一度洗って、しっかり乾かしてから、次のお米を継ぎ足しましょう。洗わないまま継ぎ足すと、酸化の進んだヌカから米虫が発生する危険性も!

せっかく精米日の新しい鮮度の高いお米を選んでも、保存方法によって、一気に劣化が進んでしまいます。美味しいお米をいつでも新鮮に食べるには、温度管理、酸化防止、湿気除去、ヌカ残しゼロを守ってみて! ほんのひと手間の正しい保管方法を知ることで、いつまでも美味しいごはんが楽しめます。
(5ツ星お米マイスター/ごはんソムリエ 澁谷梨絵)

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