「40・50代になると、だんだん背中が丸くなってくる」と感じたことがある方は多いのではないでしょうか?
いくら姿勢を正したつもりでも、背中が丸くもっさりしてくると、老け見えして年齢を感じてしまいます。ごまかせなくなった後ろ姿に、お悩みを抱える方もいらっしゃると思います。
社交ダンスエクササイズ講師の筆者が、40・50代の方が若い背中を作るのに効果的な、楽しく続けやすい社交ダンスエクササイズをご紹介します。
■40・50代になると背中が丸くなってくる理由
なぜ、40・50代になると、背中が丸くなってくるのでしょうか。
まず、加齢に加えて、運動不足によって筋力が低下することが挙げられます。身体の筋力が低下することによって姿勢も悪くなり、これが血行不良に繋がります。そうなると、代謝も落ちてしまい、結果、脂肪がつきやすくなるのです。特に背中は、加齢による変化が表れやすい場所となります。
丸くなった背中を改善するには、日頃の姿勢を見直すことが大切ですが、筋力も落ちて来る40・50代になると、日頃姿勢を気を付けるだけではすぐに戻ってしまうため、定期的に背中を使う運動を行うことが必要になります。
■肩甲骨を動かして若い背中に!
40・50代にとって、若々しい背中を取り戻すための運動としておすすめなのが、社交ダンスエクササイズです。
社交ダンスは基本的にパートナーと手を組んで踊るのですが、背中を動かすことで、相手に動きを伝えるのです。肩甲骨周りを大きく動かせば動かすほど、相手に自分の動きが伝わり、ダイナミックな踊りに繋がります。
また、背骨を軸として歩くことがベースとなっているので、背骨を意識するだけで、自然と姿勢もよくなり、背中のシルエットがすっきり若々しくなるのです。
このように、背骨や肩甲骨を中心に背中を動かすことで、血行が良くなり、代謝が上がり、脂肪が燃焼されやすくなって、老け見え背中を解消できるのです。
■日々の姿勢も美しくなる!社交ダンスエクササイズ
それでは、社交ダンスの動きをベースにした社交ダンスエクササイズが、具体的にどのような動きなのかをご紹介しています。
以下でご紹介するのは、背中の丸みを改善する効果のあるエクササイズです。壁に手をつきながら肩を動かすことで、連動して、自然と肩甲骨も動かすことができます。
壁をパートナーに見立てて、手の位置を動かさずに、肩甲骨で八の字を描きます。
動画も合わせてご覧ください。
(1)壁に向かって仁王立ちになり、左右に体重移動をします。体重移動をしながら、体重が乗った方の肩を前から後ろに回します。
下の写真のように、まず、右脚に体重を移動させながら、右の肩を前から上に動かします。
(前から見たところ)
(後ろから見たところ)
(2)次に、そのまま後ろに回します。
(前から見たところ)
(後ろから見たところ)
(3)そうしたら、今度は、左脚に体重を移動して、左の肩を前から上に動かします。
(前から見たところ)
(後ろから見たところ)
(4)次に、そのまま後ろに回します。
(前から見たところ)
(後ろから見たところ)
(6)(1)〜(4)の動きを、1日3分、実践してみてください。好きな音楽に合わせて楽しみながらやると良いでしょう。
「若々しい背中をとりもどしたい」「老け見え背中を卒業したい」というあなたのお役に立てれば幸いです。
(社交ダンスエクササイズ講師 尾崎 沙織)
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