秋も深まって気温が下がり、着るものもだんだん厚くなってきますが、そんな季節ほど体型に注意したいものです。特に見えにくい背中の余計なお肉には意識が向きにくく、薄着になった時にたるみに気づいて焦ってしまいます。
来年の夏前に焦らないためにも、厚着になるこの季節こそ、日々の体型を整える意識を持つことが大切です。
女性の体型改善の専門家であるパーソナルトレーナーの筆者が、背中のハミ肉が目立つ原因と、毎日1分でスッキリ背中を保つためのエクササイズを紹介します。
■肩甲骨を動かさないことで背中のハミ肉が目立つ
背中のハミ肉をスッキリさせるためには、肩甲骨を動かすことが非常に大事になります。
肩甲骨は背中の上部にある平たい骨で、肩の動きに大きな影響を及ぼします。背中の主要な筋肉が非常に多く付着していて、この筋肉を動かすことで多くの筋肉の動きが促されます。
肩甲骨を動かさないと背中の筋肉の多くがあまり動かされないことになり、血流や体液の流れが滞ってしまいます。
その結果、筋肉が衰えて脂肪が増加し、背中全体にむくみがひろがることで、背中全体に余計なお肉が目立つようになってきてしまうのです。
そのため、背中のハミ肉をスッキリさせるためには、日常的に肩甲骨を大きく動かす必要があるのです。
■肩甲骨を動かす「水平ラットプル」のやりかた
肩甲骨を大きく動かすためのエクササイズ、水平ラットプルを紹介します。
(1)手を伸ばしてうつ伏せに寝転がります。
(2)息を吸いながら肘を引き、腰をそり、胸を張ってグッと上に上げます。
(3)息を吐きながら、肘が完全に伸びるまで腕を伸ばします。
(4)(2)〜(3)を20回繰り返しましょう。
注意点
背中をできるだけ大きく動かしましょう。小さい動きではあまり効果がありません。休み休みでも構いませんので、しっかり大きく動かして戻すことを意識して行いましょう。
肩甲骨は日常的にあまり動かさない骨で、動かさないことが続くと背中のお肉が目立ってしまいます。毎日20回、約1分を目標に、肩甲骨をしっかり動かして背中をスッキリさせましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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