美味しく食べて飲んで楽しいひと時を過ごしても、翌日食べすぎを後悔してしまうことはありませんか?
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して17年の美養フードクリエイターである筆者が、せっかくの楽しかった思い出を後悔に変えないために、食べすぎてしまった翌日に食べたいものを4つご紹介します。
■食べすぎてしまった翌日に食べるべきもの4つ
(1)オートミール
オートミールの独特のトロミは、オーツ麦に含まれる水溶性食物繊維の仲間です。
外食は、どうしても油が多く、食物繊維が不足してしまうため、翌日、お腹のハリや便秘などのお腹のトラブルを感じる方も多いのではないでしょうか?
オートミールは水溶性食物繊維が豊富なため、腸内で善玉菌のエサとなって腸内環境を整える働きがあり、食べすぎによって乱れた腸内環境の改善をサポートします。
また、柔らかくトロミのあるオートミールは、消化も穏やかで、食べすぎ飲みすぎで疲れた胃腸のケアにも適しています。
食べ方
鰹節や昆布を使った和風だしと煮て、おかゆのようにして朝食に食べましょう。トロミがあるため胃に長くとどまり、朝の冷えた身体を温めてくれます。
(2)ジンジャーパウダー
冷え取り食材としておなじみのショウガ。生のショウガを加熱乾燥して作られたジンジャーパウダーは、生のショウガよりショウガオールという成分が多くなっています。
ショウガオールは、交感神経を刺激して脂肪を燃焼させ、体内に熱を生み出す働きがあるため、「食べすぎてしまったな」と思った翌日には、お食事にジンジャーパウダーを取り入れて脂肪を燃焼させましょう!
食べ方
パウダー状なので、何にでも入れることができます。朝食のヨーグルトやコーヒー、紅茶、お味噌汁に入れても良いですね。
(3)海藻
食べすぎてしまった翌日、胃腸の疲れやお腹を下してしまう方におすすめなのが、海藻です。
海藻は、水溶性食物繊維の塊のような食材です。水溶性食物繊維は、善玉菌のエサとなって、食べすぎで乱れた腸内環境を整える効果が期待できます。
食べ方
サラダ、お味噌汁、酢の物など。わかめ、寒天、モズク、メカブなど、お好みの海藻でOKです。
(4)玉ねぎ
同じお通じの乱れでも、食べすぎてしまった翌日は便秘がちになるという方におすすめなのが玉ねぎです。
東洋医学では、玉ねぎは理気類に分類され、気の流れを整える働きのある食材とされています。いつもと違った食事に気の流れが乱れて、スムーズなお通じが来ない方に適しています。
また、玉ねぎは、善玉菌のエサとなるオリゴ糖や、腸壁を刺激する不溶性食物繊維がバランスよく含まれていますから、総合的な腸内環境ケアに◎。
食べ方
加熱して食べましょう。輪切りにしてじっくり焼いた玉ねぎステーキ、コンソメで煮込んだ玉ねぎスープ、玉ねぎのお味噌汁など。
食べすぎは翌日にリセットして、巡りのよい身体をキープしたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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