おにぎりには、満腹感を持続させ穏やかな血糖値上昇に役立つ「レジスタントスターチ」が含まれていることから、ダイエットの手助けになるということが知られていますよね。では、ダイエット中におにぎりを食べるのなら、どんなものと一緒に食べるとよいのでしょうか。
ベジ活アドバイザーの筆者が、おにぎりと一緒に食べることで痩せ効果アップを狙う食べ物をご紹介します。
■おにぎりがダイエットに役立つ理由
穀類やいも類に含まれる「レジスタントスターチ」は、冷めると消化されにくい繊維質に変化します。食後血糖値の上昇をおだやかにし、満腹感を保つ他、腸内細菌のエサになって有用菌を増加させる働きがあるので、ダイエットの手助けとなります。
ご飯を冷たい状態でいただく“おにぎり”にもこのレジスタントスターチが含まれているので、ダイエットのサポートになるといえるでしょう。
■おにぎりと一緒に食べることで瘦せ効果UPを狙う食材3つ
(1)サラダチキン
筋肉量を増やすことは、基礎代謝を高めることにもつながると考えられています。筋肉をつくるための重要な栄養素である「タンパク質」を食事からとるとよいですね。
コンビニでも購入できるサラダチキンはタンパク質が多く、低糖質な食材です。おにぎりだけでは不足するタンパク質を補うことができます。
炭水化物とタンパク質の食後の血糖値上昇を比較したとき、タンパク質は炭水化物よりも血糖値の上昇が穏やかということがわかっています。おにぎりよりも先に食べて、穏やかな血糖値上昇に役立てましょう。
(2)サラダ
炭水化物よりサラダを先に食べることは、血糖値の急上昇抑制に役立ちます。野菜には「食物繊維」が含まれていることと、噛む回数が糖質の吸収速度に影響を及ぼしたようです。
野菜に含まれる「ビタミン」や「ミネラル」もとることができるので、一石二鳥ですね。
(3)味噌汁
汁ものである味噌汁は満腹感の保持に役立つので、おにぎりと一緒にいただくと食べすぎ防止が期待できます。
発酵食品である味噌は、腸内環境を整える食材でもありますよね。「食物繊維」が豊富なワカメや野菜、キノコ類を加えた具沢山な味噌汁だとなおよいでしょう。
ゆっくりと咀嚼をしながら食べることも大きなポイントです。よく噛んで食べることで食事誘発性熱産生が高くなり、食事後の消費エネルギーを増やすことが期待できるからです。
ご紹介した食材は手軽に加えられるものばかりですので、ぜひおにぎりと一緒にお召し上がりください。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
【関連記事】
・老化を防ぐ!トーストにのせるべき食材
・栄養士が食べない「老化が加速する食べ物」
・炭酸水はこう飲むべき!痩せる意外な飲み方5つ
・パンを食べても太らない?一緒に摂るべき食材4つ
【参考】
※ダイエットの味方!主食に含まれるレジスタントスターチ – はくばく
※基礎代謝を上げる方法とは?代謝を上げて脂肪を燃焼しやすい体にしよう – ハウスウェルネスフーズ
※野菜サラダを先に食べると急激な血糖値の上昇が抑えられる要因を明らかに – キユーピー
※サラダチキン – カロリーSlism
※糖に関する表示について – 農畜産業振興機構