ピンと目立つことで、なんだか疲れているように見えて、老け見えにつながってしまうアホ毛。特に、うねりが出やすいアラフィフ世代はアホ毛が目立つ傾向にあります。
そこで、美容師である筆者がアホ毛を目立たなくする対策を紹介します。ヘアケアからスタイリング方法までまとめていますので、アホ毛が気になる方はぜひ参考にしてくださいね!
■アホ毛が目立つ原因は?
アホ毛とは、頭頂部や生え際周りからピンと飛び出ていたり、うねっていたりする短い毛のこと。アホ毛は、以下のようなことが原因で目立つようになります。
(1)髪の傷みによる切れ毛
短い毛がピンピン出てくるアホ毛は、主に髪の傷みが原因です。
具体的にはシャンプーをするときにゴシゴシ洗いになっていたり、髪が濡れている状態で寝ていたり、絡まった髪を無理にブラッシングしたり。このように、髪の毛に摩擦が加わることで、短い切れ毛ができてしまいます。
(2)髪のサイクル
髪の毛は一定のサイクルによって生え変わります。そのため、新しい髪の毛が成長している段階でアホ毛が目立つ傾向も。特に、髪の毛がうねった状態で生えてくると、他の毛となじみにくくアホ毛が目立ちやすくなります。
髪のうねりは生まれつきによるものが大きいですが、ホルモンバランスが乱れやすい更年期から急にうねりが気になる方も多いようです。
(3)ホルモンバランスの乱れ
ヘアサイクルや切れ毛にも関わってくるのがホルモンバランスの乱れ。
更年期はもちろんのこと、寝不足や不規則な食事、ストレスといった生活習慣でもホルモンの働きが鈍くなり、髪の毛に必要な水分や栄養が行き渡らなくなります。すると、髪がうねりやすくなり、アホ毛も目立つようになってしまうのです。
(4)頭皮の衰え
頭皮を触ったときに硬くなっている方は、アホ毛になりやすい傾向があります。
これは、頭皮が硬くなることで毛穴の形が歪んでしまい、新しい毛がうねった状態で生えてくるから。加齢による頭皮の衰えも原因の1つですが、ストレスや生活習慣の乱れによっても起こりやすいです。
(5)髪質
直毛の方は髪内部の水分バランスがとれているのに対し、くせ毛の方は髪内部の水分に偏りがあります。水分バランスが一定ではないくせ毛は外気の影響を受けやすいため、雨の日の湿気はもちろん、乾燥によってもうねりやすくなり、アホ毛が目立ちます。
■アホ毛を目立たなくする対策
アホ毛を目立たなくするためにとり入れていただきたい、ヘアケアやスタイリングの方法についてお伝えします。
<ヘアケア>
シャンプーの時に頭皮をマッサージするように洗う
頭皮を揉み込むようにシャンプーすることで、凝り固まった頭皮をほぐす効果があり、アホ毛対策につながります。
気を付けるポイントは、摩擦を与えないこと。シャンプー剤を直接髪につけて泡立てるとゴシゴシ洗いになって摩擦が起きやすいです。手のひらにシャンプー剤を出したら、まずは手のひらで十分に泡立ててから髪につけましょう。
ドライヤーを使う時は仕上げに冷風を使う
髪は高温の熱に弱い性質なので、ドライヤーの熱をずっとあて続けると、髪の傷みにつながりやすいです。
ダメージを最小限にするには温風と冷風を交互に使い分けてもいいですし、70~80パーセント乾かした後に、冷風で仕上げてもOK。熱風が髪にこもらないようにすることが大切です。
<スタイリング>
洗い流さないトリートメントをつける
洗い流さないトリートメントは、髪の毛の乾燥を防ぐほか、湿気から守ってくれる効果も期待できます。
トリートメントにもいろいろありますが、軽い仕上がりにしたい方はミルクやミスト、しっとり仕上げたい方はオイルやバームがおすすめです
アホ毛が出るところだけ部分的にスタイリング剤をつける
スタイリング剤を使い慣れていない方は部分的にスタイリング剤をつけるのがおすすめ。生え際や頭頂部は特にアホ毛が出やすいので、その部分だけ軽くつけましょう。
ふんわり仕上げたい方はスプレータイプ、しっかりセットしたい方はワックスやバームを使用するのがおすすめです。最近はアホ毛部分に塗るマスカラ型のスタイリング剤も人気があります。
自分に合ったアホ毛対策をチェックして、ぜひ私生活に活かしてくださいね!
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3)
【関連記事】
・白髪でもパーマで若見えに!注意すべきポイント3つ
・スッピン髪はNG!40・50代が使うべき日中用ヘアアイテム2種
・顔周りの髪がカギ!痩せて見える髪型4つ
・白髪は「○○な髪色」で目立たなくなる!
【参考】
※美髪の敵!アホ毛対策で自慢の髪へ – ライスフォース
※アホ毛が出なくなる!意外と知らないアホ毛の直し方とヘアケアのコツ – eo健康
※くせ毛と水分の関係って?毛髪の最新研究をわかりやすく解説【ミルボン公式】 – ミルボン