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髪を労わりながら白髪をカバー!白髪を目立ちにくくするコツ


小澤佐知子

年々増える白髪のせいで、「去年より疲れているように見える」「私、老けた?」と落ち込むこともある40・50代。

グレイヘアにするにはまだ早いし、かといって白髪染めスパンがどんどん短くなることで髪のダメージが加速するのは心配ですよね。そのため、できる限り白髪染めの間隔を空けたいと思うのは当然のこと。

白髪

ヘアジャーナリストの筆者が、白髪を目立ちにくくするヘアスタイルのポイントをご紹介します。

■白髪を目立ちにくくするヘアスタイルのポイント4つ

(1)分け目を立ち上げる&ずらしてスタイリング

トップの白髪が目立つ場合、根元がペタンとすると白い部分がより目立ってしまいます。ドライやブローをする際は、トップを起こすイメージで行うとよいでしょう

また、マジックカーラーを巻いて温風を当て10分程度放置してから外すと、誰でも簡単にふんわり感を作ることができます。このほか、ブロー前にふんわりヘア用のスタイリング剤をつけてから行うだけでも、根元の立ち上がり感はアップします。

たまに分け目を変える

いつも同じ分け目だとその部分に紫外線が当たりやすいため、頭皮や毛根にダメージを与えやすいといわれています。結果、分け目の白髪の発生を早めてしまう可能性も考えられます。

同じ分け目に紫外線が当たり続けないよう、たまに分け目を変えるとよいでしょう。鏡を覗き込みながら白髪が少ない部分を探して、分け目を決めてみてください

(2)生え際の白髪が気になるなら、ボブやマッシュスタイルに

トップの白髪が少ない人でも顔周りの生え際の白髪が気になり始めたら、ヘアスタイルを見直しましょう。このタイプの人は髪をまとめたときに白髪が露わになりやすく、リバーススタイルや前髪全体を立ち上げたデザインだとどうしても白髪が目立ってしまいます。

そんな人には、前髪ありのボブやマッシュショートがおすすめ。生え際がきれいに隠れるので、伸びてきた白髪やカラーリングが褪せてギラつきが気になる髪を目立たなくすることができます

(3)パーマスタイルは、ウェーブよりシルエット補正を重視

白髪が目立ち出すと、加齢の影響以外にも白髪染めダメージが出やすくなるので髪にツヤがなくなりやすいです。また、白髪部分は水分不足の場合が多いため、浮き立ちやすいのも厄介な点です。

一方で、髪にボリュームがなくなってくるとパーマスタイルでふんわり感を補いたい気持ちも生まれるでしょう。パーマをかける場合は、少しでも薬剤による損傷を抑えるために“コスメパーマ”と呼ばれる低ダメージレスタイプの薬剤を使用してもらうとよいです。

ボディパーマもおすすめ

ウェーブスタイルは髪と髪の間に隙間ができるため、白髪がより浮き立ちやすいです。

ペタンコ髪に悩む場合は、根元だけボリュームを与えたり毛先だけカール感を出したりするなど、ボディパーマをチョイスするとよいでしょう。

(4)ヘアオイルやミルクは、うねる白髪対策に最適

乾燥が激しい白髪は、ちぢれやうねりが目立ちやすいです。アホ毛のように白髪が浮き立つと、なんとなく疲れた印象に見えますよね。

これを改善するためには「保湿」がポイントとなります。ドライ前にアウトバストリートメントを付ける習慣が大事です。

また、ブローの最後にヘアオイルやバーム、ミルクなどで髪両面にもうるおいの膜を作りましょう。水分や油分が髪の内側と外側の両方に行き渡ると毛髪1本1本が落ち着いてきますから、白髪も目立ちにくくなります。

多くの女性にとって、白髪は気持ちを落ち込ませる存在かもしれません。ですが、白髪が生えるのは自然なこと。今回ご紹介したように、白髪染め以外にも白髪を目立たなくさせる方法がありますから、あまりストレスを感じず上手に白髪と付き合っていけたらいいですね。

(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)

 

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