ボブ人気が長らく続いたヘア業界ですが、最近はショートヘアに憧れる大人世代が増えています。
ヘアライターとして毎月、都内の人気サロンで取材をしている筆者ですが、40代以降の女性のショートに求められるのは「頭の丸みが美しく出る立体感」なのだそうです。
ヘアジャーナリストの筆者が、40・50代女性に似合うショートヘアをご紹介します。
■大人可愛いショートでエイジング悩みを解決!?
今、最も注目されているショートヘアのスタイルは「丸みショート」といわれるデザイン。トップはふんわりとして後頭部は丸く、襟足はキュッと締まっている、いわゆるバルーンスタイルのデザインです。
丸みショートは大人世代の痩せてペタンとした髪をリフトアップさせるので、頬のラインや顔立ちに締まりも出やすく、小顔効果やキュート感が絶大です。若返りヘアとして、今、最も注目されています。
■すっきり派ならカットで、ソフトな印象を好むならパーマをプラス
丸みショートは、レイヤーやグラデーションなどのカットだけでもきれいなシルエットが叶うのが特徴です。自然なボリュームですっきり感のあるデザインですが、パーマをプラスするとフェミニンさが増します。
お好みの丸みショートで、髪質の悩みを上手に解決していきましょう。
■40・50代に似合う!おすすめ丸みショートヘアカタログ
やさしい表情を作る癒し系ショート
画像提供・AFLOAT 銀座(山口 剛平さん)
ボブベースの髪は、ふんわりとした丸みを意識しながらひし形風にカット。パサついて毛先がまとまりにくい人でも、きれいなラウンドが描きやすいです。
ほんのりベージュ系のカラーを組み合わせることで、肌のトーンも明るく見えて今っぽさが上昇します。
長め前髪のウザバングを合わせてセクシーに
画像提供・AFLOAT RUVUA(岩田 康平さん)
ショートスタイルは、長めの前髪にすると一気に色香が上昇します。こちらは、そんな「ウザバング」を丸みショートに組み合わせ、女っぽさをアピールしたデザインです。
後頭部に自然な丸みが出るようカットしたら、襟足にかけて締めていくことで横顔も美人に。首元も細く見えるよう、やや襟足を長めに残すことがポイントです。
パーフェクトな丸みのショートボブでクール美女に
画像提供・AFLOAT 銀座(山口剛平さん)
コロンとした丸みのショートボブですが、前髪を長く残すことでハンサムな雰囲気が上昇。大人のクール感を演出したい人に最適です。
分け目をやや深めにとる(センターパーツからずらす)と根元の立ち上がりも目立ち、よりふんわりとします。髪色はアッシュ系やハイライトなどをチョイスすると、都会的な雰囲気になりやすいです。
エイジング毛でもきれいに決まる王道の丸みショート
画像提供・AFLOAT RUVUA(岩田 康平さん)
髪のダメージが気になり出したエイジング毛や多毛でまとまりにくいなら、潔く丸みショートにするのも一つの手。ショートボブをベースに毛先側をカットでシェイプして引き締めることで、広がりやすい髪でもすんなりと収まり感のあるシルエットになりやすいです。
目元ギリギリラインの前髪を合わせると、ほんのりモード感も出て都会的に。
軟毛の髪にパーマをプラスして軽やかに
画像提供・MAGNOLiA 表参道店(SHINさん)
フワッと軽さのあるショートヘアは、全体的に根元側がふんわり立ち上がるようパーマを加えて、ランダムな動きを演出。空気感が出ることで、ペタンとしやすい軟毛や細毛も華やかさがアップします。
襟足をやや長めに残し縦のラインを意識すると、大人っぽさ&首長効果もアップします。
クセ毛風パーマで柔らか&可愛い表情に
画像提供・MAGNOLiA 表参道店(SHINさん)
縦に落ちるS字パーマをプラスしたショート。トップやサイドがペタンとはりつきやすい髪に柔らかな動きを与えて、大人の愛らしさを強調します。
表情にまろやかさを加えてくれるので、暖色系メイクや明るい色のファッションとも合います。ややブラウンの髪色に傾けることで、パーマがもつアンニュイな動きがよりきれいに映えてきます。
ショートヘアは、冬はどうしても着ぶくれしやすく「全身のバランスが悪くなる」と悩む人にもおすすめです。2022年の幕開けに、ぜひ新しい髪型に挑戦してみてください。
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
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【参考】
※協力/AFLOAT
※協力/MAGNOLiA