腸活に適している「味噌汁」。キレイと健康のために毎日飲んでいるという人も多いですよね。
ベジ活アドバイザーの筆者が、味噌汁に加えて栄養価UPが期待できる食材をご紹介します。腸活に役立つだけではなく、意外にも味噌汁に合う食材です。
■味噌汁に加えて栄養価UPが期待できる食材4つ
(1)キムチ
味噌と同じく発酵食品であるキムチ。発酵食品は、腸内環境を整えて善玉菌を増やすのに役立つ食材です。
腸内フローラを整えるためには、腸内にさまざまな“有用菌(善玉菌)”がいた方がよいといわれています。味噌は主に「麹菌」、キムチには「乳酸菌」といったように異なる有用菌をとることができるので、一緒にいただくとよいですね。
有用菌は生きて大腸まで到達しないと意味がないといわれていますが、死んでしまっても善玉菌の身体を作る成分に有効な生理機能が期待できます。無理なくとり入れていきましょう。
(2)切り干し大根
「食物繊維」が豊富な切り干し大根も味噌汁の具材としておすすめです。
切り干し大根は腸内細菌のエサとなり腸内で善玉菌を増やす働きのある「水溶性食物繊維」の含有量が高く、腸内環境を整えるのに役立ちます。水で戻したあと手で軽くしぼり、他の具材と一緒に煮込んでいきましょう。
噛む回数が増える食材なので、満腹中枢を刺激して暴飲暴食予防にも役立ちます。ダイエットの手助けになりますね。
(3)チーズ
チーズの製造に欠かせない「乳酸菌」は、人体に有益な菌のため“善玉菌”とも呼ばれています。ナチュラルチーズは種類によってバラつきがあるものの、1gあたり一千万から一億個の乳酸菌がいるといわれています。
チーズを味噌汁に入れると、コクがでて美味しいですよ。チーズには、肌や筋肉をつくる材料となる「タンパク質」や、骨の健康をサポートする「カルシウム」が含まれているので、つやプラ世代のキレイと健康にも役立ちそうですね。
(4)レタス
レタスには、腸内環境を整える働きのある「食物繊維」の他、すぐれた抗酸化作用をもつ「β‐カロテン」や「ビタミンC」、女性が不足しがちなミネラルである「カルシウム」や「鉄」などを含みます。味噌汁に入れても、美味しくいただけますよ。
スープに溶けだした栄養素を余すところなくいただくことができるのも利点ですね。シャキシャキとした食感を活かしたいのなら、加熱しすぎないようにしてください。
腸活効果アップが期待できる具材を4つご紹介しました。どれも身近な食材ですので、ぜひお試しくださいね。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※腸内細菌と健康 – e-ヘルスネット
※腸内フローラを整える方法!腸活! – ビオフェルミン製薬
※食品に含まれる食物繊維量一覧 – 大塚製薬
※切り干し大根 – カロリーSlism
※乳酸菌 – e-ヘルスネット
※チーズの中に生きた乳酸菌はどのくらいいるのですか? – 日本乳業協会
※チーズにはどのような栄養があるのでしょうか? – 日本乳業協会
※レタス – カロリーSlism