年齢とともに顔がたるみ、目の下から口までが間延びしたように感じたことはありませんか? そのままこれまでと同じようなメイクをしていると、顔が大きく見えるだけでなく老け見えしてしまいます。
アンチエイジングアドバイザーの筆者が、間延びした顔の余白を埋めて若々しく見せるメイクテクニックをご紹介します。
■老け見え解消メイクの準備
今回ご紹介するメイクは、できるだけ皆さんがお持ちのアイテムで再現できるように配慮しました。詳しくは、下記の通りです。
ベースメイク
化粧下地とファンデはほどよいツヤ感のあるもので、くすみや毛穴など肌のアラを自然にカバーできるものがおすすめです。ファンデの色選びは、実際の顔の色より若干暗めで、首の色に合わせて選ぶとよいでしょう。
フェイスパウダーはファンデまでで作り上げたツヤを損なわないもので、キラキラしすぎないナチュラルなものを選んでください。
ハイライト&シェーディング
ハイライトは粒子の細かいパール入りのものか、オイルのようなぬれ感とツヤを生む自然なものを選びましょう。
シェーディングは、スティックタイプで肌に溶け込むような仕上がりになるものがおすすめです。
アイメイク
粒子の細かいパール入りのベージュや淡いオレンジ、クリーム色など、肌なじみのいいアイシャドウをメインカラーに、赤みブラウンやダークブラウンでも透け感のあるノンパールのアイシャドウを締め色にします。
アイライナーは、リキッドタイプで締め色アイシャドウのブラウンを少し濃くしたブラウンを選びましょう。パールやラメが入っていないものがおすすめです。
マスカラは、ダークブラウンでボリュームは控えめに、長さやセパレート力、カール力を重視して選びましょう。
チーク
チークの質感はマットでもツヤがあるものでもかまいませんが、色はコーラルピンクなど自然な血色感を生み出すものを選びましょう。
形状は、濃淡の調整が容易にできるパウダーがおすすめです。
リップ&リップライナー
ベージュピンクやローズ系など、自分の唇に近い色のリップライナーが必要です。
リップは自分の唇の延長線上にあり、顔色をパッと明るく見せるピンクやローズ系、赤みの強いベージュなどを選びましょう。
■間延び解消メイクのやり方
メイクの詳細は、下記の通りです。
ベースメイク
影や凹凸などの肌のアラは、できるだけベースメイクでカバーしましょう。
ただし、ファンデの厚塗りはNG。ナチュラルなメイクを心がけてください。
シェーディング&ハイライト
正面からの顔と、横顔の両方で間延びを解消していくことが大切です。シェーディングやハイライトを使うと顔に立体感が出るので、横顔の間延び解消に効果が期待できます。
よくぼかし、入れたのがわからない程度に仕上げましょう。
アイメイク
アイラインの太さは抑え気味にし、目のフレームを強調するように目頭から目尻までまつ毛の隙間を埋めながら描き、目尻側は自然に跳ね上げます。
マスカラは、セパレートやカール、長さを重視した仕上がりにしましょう。
チークメイク
少し大きめのブラシで、鼻の横あたりからフェイスラインに向かって入れましょう。
リップメイク
先にリップライナーで輪郭を取り、リップブラシで唇に丁寧にリップ塗っていくことがおすすめです。最後にグロスを重ねましょう。
顔に立体感を出し間延びしている中顔面の余白を埋めることで、たるみがカモフラージュされて若々しく見えます。ぜひ、若見えメイクにトライしてみてください。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤 幸子)
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