年齢とともに気になってくる「ほうれい線」。
テレビを見ながら、通勤時間でマスクの下でなど、いつでもできるセルフケアで対策しましょう。
エステティシャンの筆者が、どんなときでも手軽にできる出来るほうれい線を改善する顔エクササイズをご紹介します。
■ほうれい線対策はまず「側頭筋」から
スマホやPCなどで姿勢が崩れることや、考え事や食いしばり、ストレスなどによって、気がつけば凝ってしまう人が多いのが「側頭筋」です。
この側頭筋が凝っていると、関連する他の筋肉も動きが悪くなったり、たるみに繋がったりしていきます。
とくにほうれい線は、この側頭筋の影響を大きく受けます。というのも、「ほうれい線」という名前ですが、実はその正体は「たるみ」なんです。
ほうれい線部分のたるみに大きく関係するのが「数種類の頬の筋肉」。そして頬の筋肉は、この側頭筋の影響を大きく受けます。
側頭筋が凝っていると、目元のたるみやシワにも影響し、頬全体のたるみにも影響するので、まずはここをほぐすのが、効率的です。
側頭筋をほぐす簡単な方法
(1)こめかみの少し上あたりに手を当てたまま、奥歯をぐっと食いしばります。その時に動く場所を中心にマッサージを行います。
(2)四指の腹、もしくは手をグーにした状態で先ほど見つけた側頭筋の部分に当てて少し圧迫します。そのまま引き上げるようにマッサージ。ゆっくりと、30秒を目安に行いましょう。テーブルに肘をつきながらおこなうと楽に行えます。
■定番「舌回し」の効果をUPさせる!
ほうれい線やたるみに効くと人気の「舌回し」。「やってみたけれどイマイチ効果の実感ができない」という人は、もしかしたら少しやり方が間違っていた可能性もあります。
効果をアップさせる舌回しのやり方をご紹介します。
舌回しが効果的な理由
舌回しがほうれい線やたるみに効果的な理由のひとつに、「表情筋」があります。
表情筋は、日常生活で30%程度しか使われないといわれ、さらに長引くマスク生活で表情筋の衰えが加速していると考えられています。
普段動かさない筋肉を舌回しで動かし、たるんだ表情筋を引き締めたり、筋肉に刺激をいれたりすることで、循環機能を高め美肌効果を狙う、など様々なメリットが期待できます。
舌回しの効果的なやり方
(1)口を閉じた状態で、舌を上の歯の根っこ部分、歯茎を触ります。左の奥歯から、歯茎をなぞりながら右側の奥歯へ5秒から10秒、ゆっくりと移動させます。左右5往復、楽にできる人は20回ほどに増やしてもOKです。
(2)(1)と同じ要領で舌を下の歯の根っこ部分、歯茎を触り、ゆっくりと左右に歯茎をなぞっていきます。
ポイントは、ゆっくり行うことと、奥歯の端から端までを意識することです。座っていても立っていてもできますが、なるべく姿勢と目線をまっすぐにして、軽く顎をあげるイメージで行いましょう。
顎関節症や、歯科的に問題を抱えている方は、無理をせずに歯医者さんなどの指示に従うようにしてください。
舌回しは簡単に、手軽にできる反面、スピードが早すぎたり回す円が小さかったりすると効果が半減してしまいます。「ゆっくり大きく」を意識して、ぜひ習慣化していきましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
【関連記事】
・「早く老ける人」がやりがちなNG習慣4つ
・老け肌がイキイキ蘇る!?化粧水の効果を高める使い方
・肌がどんどん老ける!すぐやめるべきNG習慣5つ
・若々しく美しい70代に学ぶ!40・50代からやっておくべきこと3つ