日頃、何気なくしていることが、実は肌悩みを深刻化させている場合があります。
アンチエイジングアドバイザーの筆者が、シミを増やす原因につながる冬のNG行動をご紹介します。
■その行動がシミを増やす!?冬のNG行動4つ
(1)カサカサした肌にマスクをする
外出時に欠かせない存在となったマスク。そのマスクがシミの原因になることもあります。
肌の乾燥に悩まされる冬は、朝のスキンケアでしっかり保湿をしても日中に肌が乾燥してカサカサしていることがあります。その状態のままマスクをすると摩擦が起きやすく、シミを増やす原因につながります。
そのため、肌が乾燥していると感じたら、マスクがあたる頬などに、乳液やスティックタイプの美容液などをメイクの上から指でやさしくトントンとなじませませて保湿しましょう。
(2)日焼け止めを塗らない
紫外線量が少ないからと、冬にUVケアを怠っていませんか?
私たちは季節や天候にかかわらず常に紫外線の影響を受けています。そのため、日焼け止めを塗らないことはシミを増やす原因につながります。年間を通して日焼け止めを使用しましょう。
朝はできるだけ早く洗顔をし、スキンケアをすませてから日焼け止めを塗ることが大切です。そして、3時間程度を目安に、日焼け止めを塗り直すことをおすすめします。
手を汚さずに日焼け止めをメイクの上から塗り直すには
パウダーやスティックなどの形状のUVケアアイテムが便利です。
塗り直す前に、使い捨てのスポンジやティッシュなどで皮脂や汗を軽く抑えることも忘れずに行ってください。
(3)角質ケアをしない
「角質ケアは夏にするもの」と思い込んでいる方は多いでしょう。ですが、冬こそ角質ケアが必要です。なぜなら、冷えによって血行不良になると、肌のターンオーバーが乱れやすくなるからです。
また、古い角質が肌にたまると、角質肥厚につながります。コスメの浸透が悪くなるだけではなく、紫外線ダメージの蓄積でメラニン色素が古い角質の中に含まれると、シミやくすみにつながることがあります。
とはいうものの、肌の乾燥が気になり冬の肌は敏感になりやすいので、刺激はさけたいところ。塗るだけの角質ケアコスメや拭き取り化粧水、酵素洗顔などでマイルドな角質ケアを行いましょう。
(4)冬は美白ケアをしない
「美白ケアは、紫外線の影響が気になる時期に励むもの」というイメージをもっている方も多いでしょう。ですが、シミ対策のためには、年間を通しての美白ケアが必要です。
また、紫外線量が少ない冬だからこそ色素沈着の確率も低くなるので、美白ケアを行うことで手応えを感じやすい季節です。そのため、いつも美容液だけで美白ケアをしている方も、ラインで美白ケアをしたりスペシャルケアを取り入れることがおすすめです。
冬のシミ対策としては、保湿と血行を促進させるケアを取り入れることも大切です。冬こそ丁寧なお手入れと生活習慣の見直しを行い、しっかりと美白ケアを意識しましょう。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤 幸子)
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