年齢を重ねると、爪にもエイジングサインが現れてきます。「爪が割れやすくなって、爪をきれいに伸ばすことができない」「すぐに二枚爪になってしまう」「爪に線が入り、なめらかな表面ではなくなってきた」というこれらのサインは、40代以降になると感じる爪のエイジングです。
これらを放っておくと、手元の老け見えがどんどん加速してしまいます。“年齢は手元に出る”といわれるので、できる限り若々しい手元を維持したいですよね。
美容ライターの筆者が、40代が美しい爪を育むためにすべき「ネイルケア」をご紹介します。
■40・50代がすべき「ネイルケア」5つ
(1)水仕事は素手で行わない
最も手荒れを招くといっても過言ではない“水仕事”は、爪にとっても悪影響を与えます。少し面倒に感じるかもしれませんが、水仕事の際は必ずゴム手袋を使うようにしましょう。
そして、水仕事ではありませんが、意外と盲点なのが“お風呂”です。寒い時期はつい湯船につかる時間が長くなりますよね。すると、指先がふやけてきませんか?
皮膚はふやけると硬くなる性質があるので、湯船に手先までつけると爪の周りの皮膚が硬くなりやすいです。爪も乾燥してしまうので、湯船につかる際は指先は長くお湯につけないよう注意しましょう。
(2)爪をツールとして使うことを控える
段ボールを開梱する際に爪でガムテープを取ったり、お菓子のパッケージを爪で開けたりと、無意識に爪をツールとして使ってしまう方は多いと思います。便利で重宝しますが爪への負担はとても大きく、爪が欠けたり割れたりしてしまう原因につながります。
ハサミやカッターを使い、極力爪に負荷をかけないよう心がけましょう。
(3)ネイルオイルをハイポニキウムにも塗る
健康的なネイルを育成するためには、保湿がとても重要です。保湿のためにネイルオイルを使っている方もいらっしゃると思いますが、ハイポニキウムにもネイルオイルを塗っていますか?
ハイポニキウムとは、爪の裏側の爪と皮膚との境目のところです。ここが育つと“ネイルベット”といわれる部分の面積が広くなるので、爪を長く伸ばしていなくても自爪の形が美しく見えます。
ネイルオイルやネイルセラムを塗るときは、ハイポニキウムにも必ず塗るようにしましょう。
(4)爪切りは極力使用しない
年齢を重ねてもろくなった爪に爪切りを使うと、爪が割れたり、二枚爪を招いてしまいます。また、爪切りは爪と一緒にハイポニキウムを切ってしまう場合があるので、あまりおすすめできません。
極力、爪やすりを使うのが美爪育成のカギです。もし、爪切りを使用する際は一気に切ろうとせず、ハイポニキウムを傷つけないように確認しながら、爪のカーブに沿って少しずつ切りましょう。
(5)爪に必要な栄養素を意識して摂取する
健康的な美爪を育成するのなら、爪に必要な栄養素を摂取するよう意識しましょう。爪は主に「タンパク質」で構成されていて、「亜鉛」や「鉄分」「ビタミン」「ミネラル」も必要不可欠な栄養素です。
これらを摂取するために、緑黄色野菜や乳製品、大豆製品や魚、ナッツ類を積極的に食べるようにしましょう。
40代が美爪を育むためにすべきケアをご紹介しました。すぐに実践できることが多いので、ぜひ今日から日々の生活に取り入れでみてください。
(美容ライター/美容ブロガー/メイクアップアドバイザー/DNA栄養学ジュニアアドバイザー/GEN INE認定講師 伊早坂 美祐)
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