ビタミンB6が多く含まれ、肌の新陳代謝を促す「マグロ」。
ベジ活アドバイザーの筆者が、マグロから期待できる効果と、その効果をアップさせるためのおすすめレシピをご紹介します。簡単に作ることができるので、ぜひお試しください。
■マグロが40・50代におすすめの理由
マグロには、代謝の働きをサポートする「ビタミンB群」が含まれているので、肌のターンオーバー促進に役立ちます。
老化の要因の1つに、食事などでとった余分な糖質がタンパク質などと結びつく“糖化”が考えられます。糖化は「コラーゲン」を変性させ、たるみやシワなど肌の老化を招く場合があります。
マグロに含まれるビタミンB群のなかには、特にタンパク質の分解に役立つ「ビタミンB6」の含有量が多いです。糖化によってつくられる「AGES」の抑制効果が期待できるため、肌の老化が気になる40・50代のアンチエイジングにおすすめといえるでしょう。
■マグロの効果をアップさせるためのおすすめレシピ2つ
(1)アンチエイジングに◎!マグロとアボカドのポキ風
アボカドには、マグロに含まれていない「ビタミンE」が含まれています。マグロと一緒にとることで、すぐれた抗酸化作用がある「ビタミンACE」を網羅できるので、肌や全身のアンチエイジング効果が期待できます。
おかずとして食べてもよいのですが、ご飯の上にのせて“即席丼”にするのもおすすめです。青ネギや海苔、卵、納豆などをお好みでのせてもよいですね。
材料(2人分)
・マグロ 140〜150g
・アボカド 2分の1個
A
・醤油 小さじ1
・ゴマ油 小さじ1
・すりおろしニンニク 小さじ4分の1
作り方
(1)マグロは食べやすい大きさに切ります。アボカドは種と皮を除いて、食べやすい大きさに切ります。
(2)ボウルに(1)とAの材料全てを入れてよく混ぜ合わせたら完成です。
(2)マグロのレモンマリネサラダ
同じくAEGSの抑制が期待できるレモンを一緒に使った簡単サラダです。
野菜にはマグロに含まれない「食物繊維」が含まれているので、一緒にとることで栄養バランスを補うことにもつながります。サラダにしてもマグロは違和感なく美味しくいただけるので、ぜひお試しくださいね。
材料(2人分)
・マグロ 100g
・レモン 4分の1個(半分はレモン汁用にする)
・ベビーリーフ 適宜
・トマト 適宜
A
・オリーブオイル 小さじ2
・レモン汁 小さじ1
・塩、コショウ 適宜
作り方
(1)Aの材料を全て合わせ、食べやすい大きさに切ったマグロをつけておきます。
(2)下処理をしたベビーリーフとトマト、皮までよく洗い、くし形に切ったレモンと(1)を器に盛り付けたら完成です。
■マグロの適量とは
栄養価の高いマグロですが食べすぎはNG。主菜とする料理を週2回以内、合計で週におおむね100~200g程度以下にすることが望ましいといわれています。目安にしてみてくださいね。
マグロに含まれていない栄養素をもつ食材を加えて、40・50代の美肌作りに役立てましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※マグロ – カロリーSlism
※ビタミンB6 – 大塚製薬
※「糖化」を防いで老化を防ぐ!(PDF) – アリナミン製薬
※魚介類・鯨類の水銀についてのQ&A – 日本生活協同組合連合会