罪悪感を感じながらも「セロリの葉」を捨ててしまうという人も多いのではないでしょうか。セロリの葉に含まれるβ-カロテンは、茎の約2倍ともいわれており、栄養たっぷりです。
ベジ活アドバイザーの筆者が、捨てがちなセロリの葉部分を活用した簡単レシピをご紹介します。よかったら、ぜひ作ってみてくださいね。
■すぐれた抗酸化作用をもつ「セロリの葉」
セロリの葉に含まれる「β-カロテン」の含有量は、茎部分の約2倍といわれています。β-カロテンと同様にすぐれた抗酸化作用をもつ「ビタミンC」や「ビタミンE」の含有量も茎より葉の方が高く、「食物繊維」も豊富です。
アンチエイジングはもちろん、美肌作りや腸内環境を整えることに役立つ食材といえるでしょう。
■セロリの葉を使った簡単レシピ3選
(1)サーモンの一口なめろう
セロリの独特の香りや風味を活かして、薬味として活用することもおすすめです。大葉やミョウガ、ネギなどと同じような使い方をしてみましょう。
お刺身と薬味を一緒にたたいてつくる「なめろう」は、セロリの葉の特徴を活かしながらも苦手な人でも食べやすい料理です。セロリの香りは神経を鎮め、減退した食欲を促進させる働きがあるといわれています。
清涼感があるので、じめじめと蒸し暑い季節にぴったりですよ。
材料(2人分)
・サーモン(刺身用) 80g
A
・セロリの葉 10g
・ショウガ 2分の1かけ
・ネギ 4センチ程度
・味噌、醤油、すりゴマ(白) 各小さじ1
・すりおろしニンニク 小さじ4分の1
作り方
(1)セロリの葉、ショウガ、ネギをみじん切りにします。
(2)まな板にサーモンをおき、包丁で叩きます。
(3)ボウルに(2)とAの材料を全て入れ、よく混ぜ合わせたら完成です。
(2)セロリの葉でつくるブーケガルニ
セロリやタマネギ、ニンジンなどの香味野菜とハーブなどを乾燥させ束にしたものを「ブーケガルニ」と呼びます。料理の風味づけや臭み消しに重宝します。乾燥させたものが多いですが、生の野菜で作ってももちろんOKです。
カレーやスープに使うと豊かなコクが生まれますし、肉や魚の煮込み料理に使えば臭み消しにもなります。料理の最後にとり出しやすように、ブーケガルニを出汁パックなどに入れて作ると扱いやすいです。
カレーやスープなどに活用すると、セロリの葉から溶けだした「ビタミンC」などの栄養も一緒にとることができます。
材料(作りやすい分量)
・セロリの葉、タマネギの皮、ニンジンの皮 適宜
作り方
出汁パックに、適当な大きさに切った野菜を入れたら完成です。
(3)セロリの葉サラダ
セロリの葉には代謝を助ける「ビタミンB1」や「ビタミンB2」、食後の血糖値上昇をゆるやかにする働きのある「食物繊維」も多く含まれています。
セロリの葉をサラダにして食事の最初に食べることで、その後に食べる糖質の吸収を抑えることに役立ちます。ダイエット中の常備菜にしてもよいですね。
材料(2人分)
・セロリ 1本分
A
・ごま油、マヨネーズ、醤油 各小さじ1ずつ
作り方
(1)セロリの葉を水洗いして粗みじん切りにし、茎の部分も粗みじん切りにします。
(2)キッチンペーパーなどで水気をしっかりととったら、よく混ぜ合わせたAと絡めて完成です。
セロリの葉の大量消費ができるレシピを3つご紹介しました。捨てずに活用しましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※セロリ – カロリーSlism
※セロリ – わかさ生活
※[セロリ]栄養を残さずいただく、下ごしらえ&食べ方 – カゴメ