梅雨時になんとなく心もジメっとしてしまう人はいませんか? 雨の日が続くと気分もネガティブになりがちなので、気分の切り替えが大切になります。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラーである筆者が、自宅などで簡単にできる、心をリフレッシュする方法を3つご紹介します。
■梅雨時期に気持ちがどんよりしてしまう理由
梅雨といえば、湿度の高さが特徴ですね。
人間が快適に感じる湿度は40~60%とわれています。梅雨の時期は、地域にもよりますが湿度が70%以上になることも。そうすると快適に過ごしにくくなり、ストレスになります。
また、晴れたり雨が降ったり、台風が来たりなど、気圧の変化が激しい時期のため、自律神経も乱れがちに……。
それだけでなく、雨が続くということは、日照時間が減るということ。すると「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンの分泌が低下し、ストレスに敏感になってしまうかもしれません。
天候は変えられないので、気分だけでも自分でコントロールできるようになると日々を過ごしやすくなりますよ。そのためにも、自分なりのリフレッシュ方法を見つけておくのがおすすめです。
■心をリフレッシュできる方法3選
気持ちもどんよりしがちな梅雨時期におすすめのリフレッシュ方法をご紹介します。
(1)適度な運動で体を動かそう
雨が降ると外出する機会が減り、運動不足になりがちです。運動不足になると血行が悪くなり、必要な栄養が体に届きにくくなるだけでなく、セロトニンの分泌も減少してしまいます。
「運動が苦手」という方も安心してください。激しい運動はする必要なく、室内でできる1分程度の軽めの運動やストレッチなどでもOKです。
「軽め」「適度」は個人によって感じ方が違います。リフレッシュが目的の場合、「体を動かしていて気持ちいい」と思えるところでとどめておきましょう。「ながら」でする運動よりもきちんと運動をする時間を設けることで、ON・OFFを切り替えられますよ。 p>
最近ではYouTubeでもさまざまなエクササイズ動画が出ているので、見ながら一緒に運動するのもおすすめです。
(2)デジタルデトックスしよう
気分がどんよりしているときややる気が出ないときに、何気なく見たSNSでさらに気分が落ち込むことはありませんか?
気分が落ち込んでいるときは、ニュースやSNSでもネガティブなものが目に入ってしまい、ストレスの原因になりえます。
またデジタル機器から発せられているブルーライトは、交感神経を活発にさせ、睡眠の質の低下にもつながります。
デジタルデトックスの方法には、何通りか方法があります。使用時間を制限する・寝室にスマホを持ち込まない・食事中にスマホを触らない・アプリの通知を切るなどです。
他にもデジタルデトックスアプリを活用する方法もあるので、気になる方は検索してみてくださいね。
(3)不要なものを処分しよう
「部屋は心の状態を表す」といわれるように、部屋がごちゃごちゃしていると、目に入る情報が多く、ストレスがたまりやすくなります。「掃除しなくちゃ」「片付けなくちゃ」と焦る気持ちも小さなストレスの積み重ねになります。
しかし思い切って不要なものを整理・処分をすれば、物理的にものが少なくなり、視界が開けます。片付けをすると、身も心も軽やかになりますよ。
ただ、無理にものを捨てる必要はありません。手放す準備ができてからで大丈夫です。このとき、ただ捨てるだけでなく「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えて手放すと良いでしょう。
自宅などで簡単にできる、心をリフレッシュする方法をご紹介しました。なにか特別なことはしなくても構いません。生活となじむ行動の方が、ストレスなく続けられるのでおすすめです。思いついたとき短い時間にできるものや、今日からはじめられるものばかりですので、ぜひ気持ちがどんよりしているときははじめてみてくださいね。
(美容ライター/心理カウンセラー 北口 慈子)
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