せっかくお風呂に入ってさっぱりとしたのに、その後のドライヤーで汗だくになってしまうこともありますよね。髪が短いと乾かすのは簡単ですが、長さがあり量も多いと乾かす時間もかかってしまいます。しかし、そこで雑に乾かしてしまうと、髪が傷む原因につながってしまいます。
美容師の筆者が、早乾ドライヤーの方法をご紹介します。
■シャンプー後のタオルドライで気をつけるべきポイント
髪を乾かす時間を時短ですませるには、まずはタオルドライの際にぬれた髪の水分をしっかりと取ることが大切です。
タオルドライの際は、髪や地肌をこすりすぎたり、雑に扱わないようにしてください。摩擦に弱い髪は、タオルの摩擦も大敵です。やさしく水分を拭き取ることがポイントとなります。
頭皮の水分はやさしく拭き取り、乾きづらい毛先の水分はやさしく絞るようにタオルで包み込み、拭いていきましょう。
自然乾燥はNG
シャンプー後の髪の自然乾燥はNGです。
ぬれている髪はキューティクルが開いていてダメージを受けやすい状態なので、シャンプー後はすぐに髪を乾かすように心がけましょう。
■タオルドライ後は、根元から乾かす
一番乾きにくいのが「髪の根元」。皆さんが髪を乾かす時に、一番時間がかかる箇所かと思います。髪が密になっている部分でもあるので、全体的にしっかりと乾かすことが大切です。
また、根元の乾かし方が不十分だと菌が繁殖しやすくなり、頭皮環境の悪化を招いたり、寝ている間に寝癖がつきやすくなったりするので気をつけましょう。
根元の髪の乾かし方
髪を持ち上げ、下からドライヤーをあてます。根元までしっかりと風が行き届くように乾かしましょう。
毛先からよりも根元から乾かすことで時短になるうえ、髪を持ち上げながら乾かすので根元のボリュームがでやすく、加齢で細くなってきた髪もふんわり仕上がります。
髪を早く乾かすために強風にし、髪から10センチ以上離した位置から同じ箇所にあたり続けないように小刻みにゆらして乾かしましょう。
■つや髪にするには、中間から毛先の乾かし方がポイント
根元を乾かしたら、そのまま強風で中間から毛先まで乾かしていきましょう。全体的に80%くらい乾かしたら、形をつけていきます。
髪は半乾きの状態からしっかり乾いた状態の時に形がつきやすくなるため、中間から毛先の乾かし方次第で髪全体のまとまりが決まります。
中間から毛先の乾かし方
毛先がはねないようにドライヤーを上からあて、髪を下方向に引っ張りながら毛先が内に入るように乾かしていきます。
オーバードライは、髪がパサパサしやすくなるためNGです。適度に水分を含み、毛先が広がり過ぎず、つるっとした手触りを目安に乾かしてください。
最後の仕上げで冷風をあて、熱で開いたキューティクルを引き締めましょう。
今回は、汗だく回避&つや髪に導く「早乾ドライヤーの方法」をご紹介しました。ぜひ、試してみてくださいね。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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