年齢とともに悩みが深くなる首のシワ。下を向いてスマホを見たり、デスクワークが多かったり、枕が高めだったりが原因で、知らないうちに首のシワを増やしてしまっていることもあります。
エステティシャンの筆者が、気づかないでやりがちな首のシワを増やすNG行動と、首のシワの改善に効果的なマッサージをご紹介します。
■首のシワを増やすNG習慣3つ
(1)下を向いての作業
首のシワを増やしてしまう原因は、何気ない行動に潜んでいることもあります。
スマホやPC、TVなどを観るときに、頭を前に突き出したり、首を思いきり曲げて下を向くような姿勢になったりしていませんか?
思い当たる人も多いと思いますが、実は顎をひいて下を向く姿勢や頭を大きく前に突き出す姿勢は、首のシワの直接の原因になります。
モニターや画面などを「目線の高さ」に揃えて、なるべく正しい姿勢をすると、首が伸びてシワができません。
(2)枕が高すぎる
寝る時間は一日の中でも長い時間をとりますから、寝るときの姿勢は重要です。
枕が高すぎると、顎をひいたような姿勢になり、首にシワが刻まれてしまいます。
仰向けに寝た時に、顎が軽くあがり目線が天井を向くような、首にシワのよらない体勢になる枕を選びましょう。
(3)日焼け止めを塗らない
姿勢も重要ですが、お肌のハリ弾力の低下がシワに直結します。
シワの原因になる、肌細胞のコラーゲン・エラスチンなどの減少の原因は「紫外線の影響」です。
首もとは、美容整形などもしづらい場所です。顔は美容整形できるとしても、首は注入や切開などの病院での若返りも難しいパーツです。
「地道すぎて難しい……」と思うかもしれませんが、シワ予防にはまず日焼け止めの徹底を心がけましょう。
■首のシワ改善マッサージ
(1)まず広頚筋のストレッチで首のシワを伸ばす
鎖骨に指を入れます。
そのまま、上を向きます。首が辛い人は、無理がない範囲でOKです。
上を向いたまま、下唇をうーっと天井に突き出します。このとき、首の前がつっぱる感じ、引っ張られる感じが出てれば広頸筋肉がしっかりと伸びている証拠です。このまま30秒キープしますしょう。
(2)引き剥がすようにストレッチ
鎖骨の上に手をおき、反対の手でフェイスラインに手をおきます。
そのまま、首を斜め後ろに倒します。
手を上下に伸展させるようにストレッチをかけます。痛くない範囲でOKです。
そのまま30秒キープしたら、反対側も行いましょう。
(3)スキンケアのついでにマッサージ
広頚筋は放っておくとこわばり、柔軟性を失います。
スキンケアのついでに、乳液やクリームなどを首にもつけて、気持ちいいくらいの強さで、鎖骨に向かって流すようにマッサージしましょう。
喉仏を押してしまうと痛いので、気をつけて行ってください。
特に回数の目安はありませんが、片側30秒くらいおこなってください。
これは朝晩のスキンケア時についでに行えるので、ぜひ習慣にしてくださいね。保湿もできて一石二鳥です。
ご紹介した「首のシワ改善マッサージ」を行うと、こわばりが強い人や姿勢が悪い人は1回でもシワが浅くなるのを感じられる人もいるはずです。首のシワは年齢が出やすい部分です。美容クリニックなどでの施術もなかなか難しいパーツでもあります。日々の地道なケアで差が出ますから、ぜひストレッチを続けてみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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