年齢を重ねると、さまざまな変化が訪れますが、できればネガティブな気持ちにとらわれず、イキイキと過ごしたいですよね。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラーである筆者が、40・50代の変化をポジティブに受けとめて日々を楽しむコツをお伝えします。
■40・50代をポジティブに過ごすコツって?
40・50代は更年期もはじまり、心身の変化があることから、気持ちの浮き沈みがおこりやすい時期。そんなとき、どのように対処するのがいいのでしょう?
ポジティブに過ごすためのコツを、3つご紹介します。
(1)不要なモノを手放して身軽に
仕事やプライベートでがんばってきた40・50代は、いつのまにかいろんなモノを抱えすぎているかもしれません。
そのため、これからの自分にとって必要なモノと不要なモノを理解するのも、ひとつのコツ。というのも、要らないモノにこだわって、そこにエネルギーを費やすと疲れてしまうから。それはモノだけでなく、人間関係も同じです。
取捨選択をして、手放したあとに執着をしないことも大切です。
執着するということは現実を受け入れられず、悲しい気持ちに囚われている状態。そんな気持ちでは、イキイキと過ごせないので、潔く手放しましょう。「今までありがとう」と伝えて、執着心を手放してくださいね。
(2)熱中できるものを見つける
心から好きなものに熱中をすると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌します。
更年期は、女性ホルモンが減少するとともにセロトニンも低下します。すると、イライラしたり情緒が不安定になったりすることに……。
だからこそ熱中できるものを見つけることが大切!
好きな俳優の映画を見るのも良し、新しく習い事を始めるのも良し。セロトニンの分泌だけでなく、熱中できるものを見つけるとストレス発散にもなるので、心にゆとりも持てるでしょう。
(3)自分のことを大切にする
子育てや仕事など、さまざまなことに忙しい40・50代。自分自身のことを後回しにしていませんか? 自分への愛情が不足している状態では、他人からの愛情を求めてしまいがちです。
しかし、他人からの愛情を求めてばかりだと「依存」状態になってしまうかも。また、期待どおりの愛情が返ってこないと、満たされず、ネガティブな感情に囚われてしまうかもしれません。
イキイキと過ごすためにも、まずは自分自身のことを大切にしましょう。いつもより、少しおしゃれをするのも良し、美容院で髪をキレイにするのも良し。鏡を見たときにパッと目に入る外見は、キレイにしておくと自信にもつながります。
食べるものを変えてみるのも、「自分への投資」になるのでおすすめですよ。
そして、大切なのは自分自身を褒めてあげること。一日頑張った自分に「今日もありがとう」と寝る前に伝えてくださいね。
今の年齢を楽しめるかは自分の考え方次第! 今回お伝えしたコツを、ぜひ取り入れてみてくださいね。
(美容ライター/心理カウンセラー 北口 慈子)
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