さっぱりとした苦味が特徴で、夏野菜の代表格である「ゴーヤ」。沖縄料理には必ずと言っていいほど使用される、炒め物の隠れたエースです。夏本番のいま、ゴーヤを食べる機会は増えますが、毎回同じメニューでは飽きてしまいますよね。
料理研究家である筆者が、「ゴーヤと炒めるとおいしさが倍増する食材」4つをご紹介いたします。
■1:基本中の基本!豚肉・卵
豚肉のコクが、ゴーヤの苦味を引き立てます。また、まろやかな卵の風味が全体を包み込むことで、一気にマイルドな味わいに。コクに苦味にまろやかさ、三位一体の絶味が味わえる、まさにゴーヤ料理の基本中の基本です。
■2:トマトとチーズでイタリアンテイストに
ゴーヤというと、塩や醤油による味付けの沖縄料理を想像しがちです。しかし今回オススメしたいのは、イタリアンテイストのゴーヤ料理。
トマトとチーズを合わせます。トマトの酸味とゴーヤの苦味が絶妙に絡み合ったところを、まろやかなチーズが包み込みます。もともとイタリア料理にはルッコラやベルガなど、苦味を持つ野菜がたくさん使われます。
日本の苦味野菜代表であるゴーヤも、トマトやチーズと合わせてイタリア料理に加えるのにぴったりです。
■3:ツナとコーンでヘルシーに
暑い夏だからこそ、さっぱりした料理をおいしく味わいたいものです。そんな夏バテ気味のときにもってこいなのが、ツナとコーンを合わせたヘルシーなゴーヤ料理。
コーンの甘さとゴーヤの苦味は相性抜群で、食欲をそそります。ツナを合わせるとサッパリとしながら味に深みも出て、お手軽なのにおいしい真夏のヘルシーゴーヤ料理の出来上がりです。
■4:キムチと合わせると、苦みの中に辛さが光る
キムチ炒めにゴーヤを加えるだけで、その苦味から、一気に味に深みが生まれます。ゴーヤの爽やかな苦味の中に、キムチのピリッとした辛さが光ります。
また先述のように、ゴーヤと豚肉の相性は抜群。普段キムチ炒めに豚肉を使用している方には、ゴーヤを加えるだけのお手軽なひと工夫で、いつもと違う味わいを楽しめる素敵な一品です。
独特の味わいから、ついつい同じような調理をしてしまいがちなゴーヤですが、ぜひ今回の記事を参考に、あなただけのオリジナルゴーヤ料理に挑戦してください。
(料理研究家 オガワチエコ)
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