普段、何気なく切っている爪ですが、切り方次第では爪のトラブルを招く可能性もあります。
ネイリストの筆者が、ネイルも映える上手な爪の切り方をご紹介します。
■爪の大きさ別!映えるカットスタイル
代表的なカットスタイル
上の図は、代表的な爪のカットスタイルです。
左から、角のある四角い形の「スクエア」、四角いけど角が丸い「スクエアオフ」、1番ナチュラルな爪の形の「ラウンド」、少し先端の細くなった「オーバル」、先端が尖っている「ポイント」の5種類です。
そのなかでもネイルサロンで定番のカットスタイルは、画像赤丸の「スクエアオフ」「ラウンド」「オーバル」の3つです。
小さい爪の方におすすめのスタイル
爪が小さく、長く伸ばすこともできないという方におすすめのカットスタイルは、「スクエアオフ」。
スクエアオフは小さいものを爪で摘むことがむずかしいスタイルですが、小さい爪でも四角いカットにすると面積が大きくなるので、ネイルカラーが映える手元になります。
まっすぐ削って角を落とすだけなので、形も安易に作ることができます。
※画像の数字は削る順番です。
折れにくさ★★★★★ 生活のしやすさ★★★☆☆ 形の作りやすさ★★★★★
指を長く見せたいけど、生活もしやすいカットスタイル
ネイルサロンで1番人気のカットスタイルは、「ラウンド」。自然に指が長くきれいに見えるカットスタイルです。
長さも伸ばしやすく、派手すぎずナチュラルな形なので、生活もしやすいです。
※画像の数字は削る順番です。
※(2)の爪の横の部分は、スクエアと同じようにまっすぐに削ることがポイントです。先端は、緩いカーブで作っていきます。
折れにくさ★★★★★ 生活のしやすさ★★★☆☆ 形の作りやすさ★★★★☆
女性らしい仕草にしたい方におすすめのカットスタイル
エレガントで女性らしい形が、「オーバル」。爪が先端に向かって細くなるので、映えるカットスタイルの中では1番強度が低くなります。
ある程度の長さがないとできない形なので指先を使うことが少し困難にはなりますが、指の腹を使って物を取ったりするようになるので仕草がとてもエレガントになり、指先も細長く見えます。
※画像の数字は削る順番です。
※先端の中心がズレてしまうと曲がった形になってしまうので、しっかりと中心を決めてからカットすることがポイントです。
折れにくさ★★★☆☆ 生活のしやすさ★★☆☆☆ 形の作りやすさ★★☆☆☆
■正しい爪の切り方
爪切りでカットしてもいいの?
爪切りを使うことは問題ありません。しかし、切りっぱなしにすると二枚爪や乾燥の原因につながってしまいます。
爪切りで切った後、最後は必ず自爪用のやすりでやさしく整えるようにしてください。
間違った爪の切り方で爪が反ることも
指先を細く見せたいからといって、図の右側の爪のように爪溝と側爪郭の途中から内側に切り込まないよう注意してください。
上記のように整えてしまうと、爪のレールと支えがなくなってしまいます。
そうなると、指の腹にかかる力を支えきれなくなり「反り爪(スプーンネイル・匙状爪)」の原因につながってしまいます。
反り爪は、爪の切り方以外にも体調面などが関係することもあります。思いあたることがある場合や、爪のカットスタイルを直しても改善されない時は、専門医に相談してください。
ネイルも映える上手な爪の切り方をご紹介しました。ネイルサロンでも提案している、爪の形やお悩みに合わせた切り方ですので、ぜひ参考にしてみてください。
(トータルビューティーマニキュアリスト/ネイルサロン・スクールSherry Dolce代表/日本ネイリスト協会本部認定講師/スキンケアアドバイザー/コスメコンシェルジュ 沖 りか)
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