飲み過ぎはもちろんいただけませんが、たしなむ程度のアルコールは、ストレスが和らぎ、肌の調子もよくなる美しい習慣です。中でもおすすめなのが美肌効果が高いと言われる日本酒。今回は上手な飲み方、タイミングとともに、一緒にとると効果てきめんな肴をご紹介します。
■日本酒の「フェルラ酸」が肌の細胞を活性化!?
30代・40代の大人の女性にとって、老化防止というフレーズは聞き逃せません。エイジングのペースは、できる限りスローでありたいもの。そんな願いを叶えてくれるのが、日本酒に含まれている「フェルラ酸」です。老化の要因とされる活性酸素を除去する抗酸化作用が期待できるので、肌細胞の酸化を防いで、活性化させてくれると考えられます。まさに日本酒は、アンチエイジングにぴったりのお酒といえそうです。
■ナイトキャップの1杯が、明日の肌を変える!?
睡眠は、美肌のために欠かせません。ぐっすり眠った翌朝の肌は、見事にイキイキしているものですよね。日本酒の製造過程で用いられる「清酒酵母」には、睡眠の質を高める効果があると考えられています。ナイトキャップに1杯ほどいただけば、上質な睡眠によって成長ホルモンの分泌や、肌のターンオーバーの促進といった恩恵が得られそうですね。寝つきの悪さや、熟睡できないお悩みに、ぜひ少量の日本酒を役立ててください。
■居酒屋さんでは、カルシウム補給のできる肴を!
うれしい効果の得られる日本酒ですが、気を付けたい点も。アルコールをいただくときには、十分にカルシウムの補給を心がけることです。アルコールはカルシウムの吸収を減らし、排出を増やしてしまう可能性が考えられるからです。カルシウムは皮膚の細胞の中にある、保水成分を働かせる作用をもつ、美肌に欠かせない成分。きちんと補える料理とともにいただきましょう。
カルシウム補給におすすめメニュー
居酒屋さんには、枝豆や冷奴などの大豆製品、焼き魚、しらすおろしといった低脂肪・低カロリーで、カルシウムも豊富な肴が揃っています。揚げ物が食べたい場合は、川海老の唐揚げがおすすめ。いずれもカルシウムに加えて、良質のたんぱく質もしっかりとれるので、肌にとっては理想のメニューといえます。
飲んで美味しいばかりでなく、血色の良いつややかな美肌を育ててくれる日本酒の力を、ぜひ見直してみませんか? くれぐれも適量を守ってくださいね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※知って得する病気の知識 骨粗鬆症 – 日本医師会
※Dr.亀山のトータルビューティ・コラム – 青山ヒフ科クリニック(PDF)
※清酒酵母※1」に“睡眠の質“を高める効果があることを世界で初めて発見!- ライオン
※石澤清美(2012)「料理をおいしく、体を元気に毎日使える酒粕のレシピ」(学研パブリッシング)