食物繊維たっぷりで、いかにも身体によさそうな長芋。
実際に、水溶性食物繊維が多く含まれた長芋は、ダイエットにも腸活にも役立ちます。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して19年の美養フードクリエイターである筆者が、独特のネバネバが苦手な方も美味しく食べられる、ダイエット中にも◎なネバネバしない長芋レシピをご紹介します。
■痩せるのに役立つ「長芋」のうれしい働き2つ
(1)腸内環境美化に
長芋のネバネバは、腸内善玉菌の大好物である水溶性食物繊維です。
善玉菌が水溶性食物繊維を発酵分解する際に発生する短鎖脂肪酸は、腸のエネルギー源となってスムーズなお通じを促すほか、脂肪細胞への脂肪の蓄積を抑える、交感神経を刺激して脂肪の燃焼を促すなど、総合的な肥満の抑制作用が期待されています。
痩せ体質作りに欠かせない栄養素です。
(2)糖質ダウンに
長芋は、調理法によっては、ジャガイモのようにホクホクとして、しっかりとした食べごたえがあります。
ごはんやパン、パスタなどの主食の代わりに長芋を食べることで、糖質の量を減らすことができます。
■ネバリが苦手でも大丈夫!長芋のネバネバしない調理法
すりおろしてトロロにして食べるイメージが強い長芋ですが、火を通すと独特のネバリはほとんど感じられず、ホクホクとした食感に変わります。
火を通すことでアミラーゼなどの消化酵素の働きは失われてしまいますが、水溶性食物繊維は変わらず取れますので、ダイエットのために食べるのであれば火を通して食べるのもおすすめです。
■長芋の簡単ダイエットレシピ2つ
長芋ごはん
1cmにカットした長芋をお米と一緒に炊飯器で炊くだけ。
同じお茶碗1杯でも、長芋が入ることで糖質がダウンして、お米にはない食物繊維を補うことができます。
米1合に長芋10cmが目安です。
長芋ソテー
皮をむいて1cm程度の厚さにカットした長芋をフライパンで焼くだけ。
塩コショウ、お醤油、ポン酢など、お好みの味をつけて食べましょう。
水溶性食物繊維が豊富でダイエットサポートにうってつけの長芋。生だけでなく加熱調理しても美味しく食べられるので、飽きずに続けてみてくださいね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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