夏は外気温と体温の差が少ないため、体温を保つための熱の生産量が減り、基礎代謝が落ちる季節です。とくに夏のランチは、お素麺や冷やし中華など、さっぱりとしているけれど糖質の多いもので済ませがち。こんな食生活が夏太りを招くことにもなりかねません。夏太り防止のためには、朝に野菜を食べる「朝ベジ」の習慣をつけるといいですよ。
■「朝ベジ」習慣は、こんなところがいい!
(1)体内時計をリセット
朝食とダイエットの関係は、さまざまなところで研究されていて、朝食を食べない人ほど太りやすい傾向にあることがわかっています。私たちの身体に備わっている体内時計は24時間では動いていないため、毎朝のリセットが必要です。このリセットがスムーズでないと身体の動きが悪くなり、結果として代謝の悪い太りやすい体質になると考えられています。朝食は体内時計のリセットに欠かせない合図。ダイエットを心がけているのであればマストです! 野菜なら、暑い夏の朝も食べやすいですね。
(2)セカンドミール効果でランチの糖質をカット
食物繊維は消化がゆっくりしているため、次に食べた食事の糖の吸収を抑える「セカンドミール効果」があります。ランチを麺類やパンなど糖質が多いもので済ませがちな方は、朝に野菜で食物繊維をとっておくことで、ランチの糖質の吸収も穏やかにする効果が期待できます。
(3)身体とお肌の夏バテ予防に
野菜には、ビタミンやポリフェノールなどの抗酸化物質がたっぷり含まれています。活性酸素は、お肌にダメージを与えるだけでなく、疲労の原因にもなります。紫外線の強い季節は、体内に活性酸素が発生しやすいですから、朝に抗酸化物質をしっかりとって、夏バテ予防に役立てましょう!
朝から気温が高くなるこれからの季節、朝食は野菜ジュースやスムージーをとって、夏太りも夏バテも予防したいですね。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)