しっかり睡眠をとることは、ダイエットに役立つといわれています。
寝る前に「痩せ効果UPが期待できる飲み物」を取り入れることで、さらにダイエット効果を高めることができます。
管理栄養士の筆者が、寝る前に飲むべき「ダイエットにおすすめの飲み物」を4つご紹介します。
■睡眠とダイエットの関係
睡眠とダイエットには深い関係があります。
質の良い睡眠がとれると、成長ホルモンや食欲抑制ホルモンの分泌が増えるため、代謝UPや食欲抑制効果が期待できるのだそう。
質の良い睡眠をとるには
質の良い睡眠をとるには、体温が大きく関係します。
寝る前にしっかり身体を温めると、深部体温が上がります。その後、手足などから熱が放出されて深部体温が下がることで、眠りにつきやすくなるといわれています。
そのため、ダイエットのためには、寝る前に身体を温める飲み物を飲むことがポイントとなります。
腸のゴールデンタイムを意識
朝起きてから15~19時間が経過した夜は腸の細胞が修復される時間帯で、「腸のゴールデンタイム」と呼ばれています。
この時間帯に腸活効果がある飲み物を飲むと、効率良く腸内環境を整えられるのだそう。
腸内環境が整うと、摂取した食べ物の消化・吸収や老廃物の排出がスムーズに行われるため、代謝が上がり痩せやすい身体に導かれます。
■寝る前に飲むべき!ダイエットに役立つ飲み物4つ
(1)ルイボスティー
ルイボスには強力な抗酸化作用があり、活性酸素によって血管の老化速度を緩やかにする働きが期待できます。
血管が若々しく保たれていると血流が良くなるため、身体を温めることができます。
身体が温まると睡眠の質が良くなるだけでなく、基礎代謝が活発になることからも、痩せやすい身体に近づくことができますよ。
ルイボスティーがノンカフェインであるという点も、寝る前の飲み物としておすすめする理由の一つです。
シナモンや生姜には血行促進効果が期待できるため、それらをプラスして飲むとさらに痩せ効果が狙えます。
(2)黒豆茶
黒豆茶に含まれる「アントシアニン」には、内臓脂肪の蓄積を抑える働きがあります。
また、アントシアニンにも抗酸化作用があるため、血流を改善して身体を温めたり、代謝を上げる効果が期待できます。
黒豆茶もノンカフェインですので、寝る前に安心して飲むことができます。
(3)乳酸菌飲料
乳酸菌は「善玉菌」です。腸内を酸性に保つことで悪玉菌の増殖を防ぎ、腸内環境を健やかに保つ働きがあります。
寝る前に乳酸菌飲料を飲むと効率良く腸内環境を整えられるため、寝ている間に痩せ効果が期待できます。
ただし、乳酸菌飲料は人工甘味料が使われていることが多いため、注意が必要です。
人工甘味料を長期的に摂取すると、腸内細菌叢が乱れる可能性があると報告されているからです。
そのため、なるべく人工甘味料が使われていない、原材料がシンプルな乳酸菌飲料をチョイスしましょう。
(4)プロテイン
運動の前後に飲むイメージがあるプロテインですが、実は寝る前にもおすすめです。
質の良い睡眠によって分泌が増加する成長ホルモンは、タンパク質の吸収を促す作用があるのだそう。
なので、寝る前にプロテインを飲み、タンパク質の吸収を高めることで、筋肉量の増加に役立ちます。その結果、基礎代謝量UPにつながります。
特におすすめなのが、ソイプロテインです。
大豆由来の「イソフラボン」が含まれていることや吸収速度が緩やかであることから、体重コントロールがしやすいなど、ダイエット中のつやプラ世代に嬉しい作用が期待できるからです。
満腹感も得やすいため、ダイエットによる空腹感で眠りにくいという方にもぴったりですよ。
睡眠とダイエットには深い関係があり、寝る前の飲み物を工夫することで、効率良く痩せ効果を高めることができます。
寝ている間に痩せ効果が得られるなんて、夢のようですよね。ぜひ、ご紹介した飲み物を寝る前に取り入れてみてください。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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【参考】
※朝スッキリ起きられる?ダイエットが成功しないのは、睡眠不足が原因かも – 大正製薬
※美肌力をアップさせる、腸のゴールデンタイム – 明治
※人工甘味料で腸内細菌叢が混乱? – 医療基盤・健康・栄養研究所
※動物性と植物性のプロテインの違いを解説。違いを知って活用しよう! – 森永製菓
※プロテイン摂取のタイミングは「寝る前と朝」が効果的な理由 – 森永製菓