忙しい中で、栄養バランスにも気を配りたい朝ご飯は、時短で用意できるものが一番ですね。
栄養士・ヘルシー料理研究家の筆者が、手軽でも痩せる、朝スープを紹介します。
■痩せる朝ご飯にはスープ
忙しい朝は、朝食作りに時間をかけたくない方も多いと思います。
しかし手軽に用意できるものとなると、パンやシリアルだけといった糖質過多の太りやすい食事になりがちです。
そこでオススメなのが「スープ」です。
スープであれば一品で栄養バランスが整い、痩せることに役立つ成分も摂取できます。
火にかけている間は手が空くので、他の準備に充てられるのも朝にピッタリです。
痩せる朝ごはんにおすすめのスープの要素をご紹介します。
(1)野菜がたくさん
具が多いと食べ応えがあり、満足感が得やすくなります。
特に食物繊維の豊富な野菜は、満足感が長続きしやすいのでオススメです。
栄養バランスもアップします。
(2)塩分控えめ
スープは塩分が高くなりがちです。
塩分が多いとむくみに直結するので、減塩を心がけましょう。
(3)タンパク質が入っている
タンパク質は筋肉の素となり、痩せ体質を作るために欠かせない成分です。
肉、魚、卵、大豆製品に豊富に含まれているため、旨味もアップします。
低脂肪かつタンパク質の豊富な食品がベストです。
(4)身体を温める食材が入っている
生姜や唐辛子といった、身体を温める働きのある食材や香辛料を入れると、代謝アップに繋がります。
香辛料は塩分の代用になり、減塩に役立つ利点もあります。
■簡単に作れる「痩せるスープ」レシピ
生姜豚汁
たっぷりの野菜と低脂肪の豚もも肉を使い、身体を温める生姜でアクセントをつけた豚汁です。
材料(2人分)
にんじん 40g
大根 100g
豚もも肉 80g
しょうが 5g
ごま油 小さじ1
だし汁 400ml
味噌 大さじ1
作り方
(1)にんじんと大根は薄めのいちょう切りにします。豚もも肉は1cm幅に切ります。しょうがは皮を除きすりおろします。
(2)鍋にごま油を熱し、豚もも肉を炒めます。色が変わってきたら、にんじんと大根を加え、しんなりするまで炒めます。
(3)だし汁を加えます。5分ほど火にかけ、味噌を溶き入れます。最後にしょうがを入れて完成です。
具だくさんミネストローネ
野菜をたっぷり入れ、旨味に低脂肪の鶏むね肉を使ったミネストローネスープです。
材料(2人分)
にんじん 40g
玉ねぎ 60g
ピーマン 1個
鶏むね肉 80g
カットトマト缶 200g
水 200ml
オリーブオイル 大さじ1
顆粒洋風だし 小さじ1
砂糖 小さじ1/2(なくてもOK)
塩 少々
作り方
(1)にんじん、玉ねぎ、ピーマンは1cm角に、鶏むね肉は厚みがあれば開いてから1cm角に切ります。
(2)鍋にオリーブオイルを熱し、鶏むね肉を炒めます。色が変わってきたら、野菜を加えてしんなりするまで炒めます。
(3)水、トマト缶、洋風だしを入れて10分ほど弱火で煮込みます。最後に砂糖と塩で調味をしたら完成です。
ご紹介したレシピを試して、朝の食卓にスープをプラスしてみてください。“美味しくダイエットサポート”に加えて、美肌や便秘解消など、さまざまな面で若々しく美しくなれることを目指しましょう。
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)
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