気温が下がり、温かいスープが美味しく感じる季節になってきました。
そこで、ダイエット中の人におすすめしたいのが「朝スープ」です。いつもの朝食に加えて、痩せやすい身体作りに役立てましょう。
ベジ活アドバイザーの筆者が、よりダイエット効果を狙ったスープの食べ方&食材と、5分でできる朝スープのレシピをご紹介します。
■朝スープで痩せる理由
秋から冬にかけては身体が冷えやすい時期です。身体が冷えて代謝が悪くなると、脂肪を蓄えやすくなると考えられています。そんな時期の温かいスープは、身体を内蔵から温めて胃腸の働きをよくし、代謝アップに役立ちます。
ダイエット中は、スープの具材にこだわることがより痩せやすくするコツです。時間をかけてゆっくりと消化吸収するような腹持ちのよい具材がベスト。たくさん食べなくても十分な満腹感や満足感を得ることができ、ダイエットに好意的に働くでしょう。
朝食をとる人は肥満になりにくい
食事をとると安静にしていても代謝量が高まります。これを「食事誘発性熱産生」といいます。食事誘導性熱産生は、よく噛むことでも高まります。
総じて、朝食をとる人はこの食事誘発性熱産生が向上して肥満になりにくいといわれています。代謝を高めてダイエットの手助けとなる朝スープを朝食に加えてみましょう。
■5分でできる朝スープレシピ2選
(1)ジンジャートマトスープ
トマトベースのスープをご紹介します。
トマトや加工品であるトマトジュースに多く含まれる「リコピン」にはさまざまな生理機能があります。リコピンの抗酸化作用によって脂肪細胞の増加を防ぐことができると考えられており、血流改善作用があることから代謝アップも期待されています。
スープの具材は、できるだけ噛む回数が多くなるものを加えましょう。おすすめは、キャベツです。根菜に比べると火の通りも早く、食感もあるからです。よく噛むことは食後血糖値の上昇を抑制するということがわかっています。
身体を温めるショウガも加えると、代謝のよい1日のスタートに役立ちます。
材料(1人分)
・トマトジュース 150ml
・水 150ml
・切り干し大根 適宜
・キャベツ 1枚
・大豆の水煮(あれば) 大さじ3
・すりおろしショウガ 小さじ2分の1〜小さじ1(お好みで)
・顆粒コンソメ 小さじ2
作り方
(1)切り干し大根は水で洗って、軽く戻しておきます。
(2)キャベツは水で洗って、食べやすい大きさに切っておきます。手でちぎってもOKです。
(3)小鍋に下処理した野菜を含めた全ての材料、調味料を入れて煮込みます。火が通ったら完成です。
(2)豆乳味噌ごまスープ
豆乳に含まれる「大豆たんぱく質」は、コレステロールを吸着して体外への排出に役立つと考えられています。空腹時よりも食後、もしくは食事中に豆乳を飲用する方が、よりコレステロールの低下が期待できるといえます。
ネギやニラなど、短時間で火が通り身体を温める働きのある野菜と組み合わせることもおすすめです。ヘルシーですがお腹にたまるので、少量でも満腹感を得られるでしょう。
美味しく作るコツは、豆乳を最初から入れないことです。分離してしまうので、具材がやわらかくなった後に入れて温めるように加熱すると、見た目もきれいに仕上がります。
材料(2人分)
・ネギ 2分の1本
・豚肉 適宜
・ニラ 4本
・水 150ml
・豆乳 150ml
・すりごま 大さじ2
・味噌 小さじ2
作り方
(1)ネギは斜め薄切りにして、豚肉は食べやすい大きさに切っておきます。ニラは3〜4センチの大きさに切っておきましょう。
(2)小鍋に水と(1)を入れて煮込みます。
(3)(2)に火が通ったら、豆乳、すりごま、味噌を入れて沸騰しないように温めたら完成です。
朝食がルーティンになっている人も多いですよね。簡単に作ることができるスープを加えて、痩せやすい身体作りに役立てましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※『冷え』からおこるやせない体の仕組み – 湧永製薬
※食事誘発性熱産生 – e-ヘルスネット
※朝食は「1日でもっとも重要な食事」 朝8時30分までに食べると糖尿病リスクは低下 朝食を改善する4つの方法 – 保健指導リソースガイド
※リコピン – わかさ生活
※「よく噛んで食事をする」と食後の血糖上昇を抑えられる 「よく噛む」食事法は朝と夜で効果に差が – 保健指導リソースガイド
※ありがとうの種 Q&A豆乳編 – マルサンアイ