春は「和菓子」を食べたくなる季節ですよね。洋菓子よりは太りにくいといわれる和菓子ですが、実際には砂糖をたくさん使っているのでカロリーや糖質が多い側面もあります。
■和菓子は太る?
和菓子と洋菓子のカロリーを比較すると、ショートケーキが1切れ約366キロカロリーなのに対して、どら焼きは1個約172キロカロリー、大福も1個約232キロカロリーと和菓子の方が低いものが多いです。
原材料を見ると、和菓子は洋菓子に含まれているバターや牛乳、卵などの使用があまりなく、脂質もショートケーキが25.3グラムに対して、どら焼きは3.18グラム、大福は0.66グラムと低いのが特徴です。
しかし、和菓子は小豆や米などを多く使うため、ショートケーキよりもどら焼きや大福の方が1個あたりの糖質量は多く、カロリー・脂質が低いからといって食べすぎはNGです。
特に、大福は100グラムあたり50グラムほど糖質が含まれているので、ダイエット中は食べる量や時間帯に気をつけましょう。
■太りにくい和菓子3つ
(1)寒天ゼリー
和菓子のなかで最も太りにくいのが、寒天ゼリーです。カロリー・脂質・糖質ともに低く、なおかつ「食物繊維」が豊富に含まれているので、血糖値の急上昇を抑制したり便通の改善を助けたりと、ダイエットにも役立ちます。
寒天ゼリーにみかんやさくらんぼ、白玉を入れた「みつ豆」もありますが、糖質がぐんと高くなるので気をつけましょう。ダイエット中は市販のものではなく、手作りにするとよいですね。
(2)桜餅
春になると食べたくなる桜餅も、ダイエット中に食べるおやつとしておすすめです。
カロリーは1個(40グラム)あたり96キロカロリーほどです。脂質は低く、糖質は約21グラムで、大福やどら焼きに比べると低いのが特徴です。
緑茶と相性がよいので、一緒にいただくとよいですね。緑茶に含まれる「カテキン」には、内臓脂肪や体脂肪を減らす働きがあると考えられているので、ダイエットの手助けになりますよ。
(3)もなか
あんこが食べたい時は、大福よりももなかがおすすめです。だいたい1個40グラム前後のものが多く、カロリー、脂質、糖質ともに和菓子のなかでは低いので、ダイエット中でも罪悪感なく食べることができるでしょう。
「食物繊維」も多く含まれているので、食後血糖値の上昇抑制の手助けとなるでしょう。体脂肪の増加指令を担っている「BMAL1(ビーマルワン)」は午後3時に少なく、午後9時以降に急増するといわれています。和菓子を食べるならおやつの時間に食べるようにしましょう。
■ゆっくりよく噛んで食べて
よく噛むことは満腹中枢を刺激し暴飲暴食予防になる他、食欲の抑制や食後血糖値の上昇抑制にも役立つことが知られています。
和菓子を食べる時も、ゆっくりよく噛んで食べるようにするとよいですね。
太りにくい和菓子を3つをご紹介しました。和菓子は、カロリーや脂質は低いですが糖質が多めです。ダイエット中のおやつ選びの参考にしてみてくださいね。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※ショートケーキ – カロリーSlism
※どら焼き – カロリーSlism
※大福 – カロリーSlism
※寒天ゼリー – カロリーSlism
※桜餅 – カロリーSlism
※「緑茶」が糖尿病とメタボのリスクを減少 血糖値を下げ腸の健康も改善 1ヵ月の摂取で効果 – 糖尿病ネットワーク
※もなか – カロリーSlism
※保健指導室/保健指導室だより – 健康管理センター