2014年11月14日
30代からの悩みにはコレ!エイジングケア向き「大豆食品」3選
体内でエストロゲン様の働きをする大豆イソフラボンが豊富に含まれている「大豆」。けれど、その魅力はイソフラボンだけではありません。大豆は、アミノ酸スコア100の良質なタンパク質を含み、代謝に欠かせないビタミンやミネラルも豊富。30代40代のエイジングケアに欠かせない食材のようですよ。
■大豆のエイジングケア成分4つ
(1)大豆イソフラボン
体内でエストロゲン様の働きをする大豆イソフラボン。エストロゲンの分泌が下がることで起こると言われる、イライラやニキビ、過食などのPMSの症状やプレ更年期の緩和に役立つと考えられます。
(2)大豆サポニン
大豆サポニンには活性酸素の働きを抑え、肌老化の原因となる過酸化脂質が作られるのを妨げる働きがあります。また、脂肪の吸収と蓄積を抑制すると言われており、美ボディキープにもおすすめ。
(3)大豆レシチン
大豆に含まれる脂質の一つ「大豆レシチン」。レシチンは、細胞膜の主要な成分で、健康な細胞を作る際に欠かせません。また、レシチンは、肝臓での脂肪の代謝に必要な成分で、レシチンによって脂肪の代謝が促進されることで、体脂肪の蓄積を防ぐことが判っています。とくに大豆レシチンは、血液中に長くとどまる性質があるため、ダイエットの効果も高まるかも!?
(4)大豆オリゴ糖
腸内で善玉菌のエサとなり腸内環境美化に役立つ大豆オリゴ糖。大豆には、オリゴ糖だけでなく食物繊維も含まれるため、ダブルで腸内環境美化に役立ちます。
■エイジング世代におすすめの大豆食品3つ
(1)納豆
大豆イソフラボンは、腸内で分解されて初めてエストロゲン様の効果を発揮します。納豆や味噌に含まれる大豆イソフラボンは、発酵過程で分解されているため、大豆に比べ吸収の良い大豆イソフラボンが含まれています。
また、成長ホルモンの分泌を促すアミノ酸「アルギニン」も豊富。成長ホルモンは、寝ている間に分泌されますから、納豆は夜食べるのがおすすめです。
(2)蒸し大豆
蒸し大豆は水煮に比較して、大豆イソフラボンが約1.3倍、カリウムが約2.6倍、ビタミンB群が約1.8倍、オリゴ糖が約1.8倍、サポニンは約1.3倍、GABAは約7.7倍と、格段に含有率UP! 蒸すことで栄養素の減少が抑えられるのです。また、旨み成分であるグルタミン酸が水煮の約3倍含まれていますので、美味しさもUPしていて食べやすさも◎。
(3)テンペ
テンペは、ハイビスカスの葉などにつく「テンペ菌」を使って大豆を発酵させた発酵食品。インドネシアでは古くから親しまれています。近年日本でも注目を浴び、スーパーなどでも手に入るようになりました。大豆をテンペ菌で発酵させると、大量のGABAが生成されることも判っています。納豆と比較すると約8倍のGABAが含まれているそう。さらに、強い抗酸化作用がありエイジングケアにもおすすめ。そのまま食べたりおかずとして調理することも出来ますし、白米に入れて炊いて大豆ご飯にしても便利です。
エイジング要素の高い大豆ですが、一度にたくさん食べるのではなく、毎日続けることが大切。朝昼晩の食事に1品大豆製品を加えてエイジングケアしてみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)
【関連記事】
※イソフラボンだけじゃない!アンチエイジングフード「大豆」のパワー
【参考】
※大豆のアミノ酸スコア…『100』 − 日本豆腐協会
※テンペとは − テンペストフーズ
※大豆ダイエットレシピ – 『FYTTE』2014年12月号(学研マーケティング)
※成分情報 サポニン – わかさ生活
※成分情報 レシチン − わかさ生活