私たち日本人は、欧米の女性と比較して「ムダ毛」というものに敏感なよう。顔の産毛も例外ではなく、頻繁にお手入れをしている人も多いのでないでしょうか。しかし、産毛剃りは皮膚を硬くする可能性があるだけでなく、シワやたるみ、くすみなどのエイジングサインを招く要因になる恐れがあると言われています。とはいえ、全くお手入れしないというのも現代の日本女性にとっては難しいこと。そこで、産毛そりを行う上で注意したいことについてご紹介します。
■産毛そりで注意したい6つのこと
1.頻度
産毛を剃る頻度ですが、ベストなのは1ヶ月に1度程度、気になる部分だけ剃るのが◎。しかし毛深かったり、1ヶ月に1度では産毛が伸びて気になるという人は、2~3週間に1度程度行うのがおすすめです。
2.カミソリをあてる方向
カミソリを肌にあてる時に注意したいのが、毛の流れに沿って剃ること。カミソリを持つ手と反対側の手で、肌を少し引っ張るようにして、上から下へ、そして毛の流れに逆らうことなく剃りましょう。
3.カミソリの選び方
カミソリは切れ味がよく、剃り残しが少ないのが魅力ですが、角質を削ってしまう可能性が。そのため、カミソリよりも電動カミソリで産毛を剃るのがおすすめ。電動のカミソリは「毛を刈る」イメージ。刃の当て方に注意しながら行いましょう。
4.剃る前の処理
特に気をつけたいのは、絶対に空剃りをしないということ。肌の薄さはティッシュ1枚ほどで非常にデリケート。空剃りすると肌への刺激が強くなり、エイジングサインを招く要因となる恐れがあります。必ず乳液やクリームなどを塗ってから行うようにしましょう。また、お風呂場などで洗顔料を塗って産毛を剃るのも危険です。洗顔料を長時間肌にのせておくと、肌に必要な潤いまでも奪い、逆に刺激を与える可能性が。また泡を塗ると肌が見づらく、刃の当て方を誤って肌を傷つけてしまう危険性も。
5.処理後のケア
産毛そり後の肌は非常に敏感な状態です。新たな刺激を与えないためにも素早く保湿することが大切。また、産毛そり後に使用するコスメは刺激の少ないものを選ぶことをおすすめします。
6.注意したい時期
生理前や生理中は肌が敏感な状態に。トラブルがある時はもちろん、肌が敏感な状態にある時に産毛を剃ると、肌荒れの要因になりかねません。注意しましょう。
若々しく健やかな美肌のために、産毛ぞりのタイミングや方法を見直されてはいかがでしょうか。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)
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【参考】
※佐伯チズ著『佐伯チズメソッド 肌の愛し方育て方 今までだれも言わなかったスキンケアの新提案50』(講談社+α文庫)