アミノ酸スコア100というアミノ酸バランスの良い「卵」。タンパク質だけでなく、エイジングケアに欠かせないビタミンE、皮膚の健康を保つレシチンなど、美肌にも嬉しい成分が含まれています。そんな「卵」を加えてスムージーを作るという、「エッグスムージー」の人気がじわじわ高まってきているそうですよ!
■「卵」は、低カロリー!?
卵は、タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富で、1つの食品でこれだけの栄養素が含まれるものは他にない、と言われるほど。1日2個の卵を食べることで、1日に必要なタンパク質が約26%、ビタミンAが約26%、ビタミンEが約14%、鉄が約18%補えます。またカロリーも1日の必要量の僅か約8%。卵は高カロリーというイメージをお持ちの方、卵は低カロリー高栄養の摂取が望ましいエイジング世代にピッタリの食べ物なのです!
■エイジレスな肌にも卵!?
(1)レシチン
卵黄に含まれる「レシチン」には「コリン」という成分が含まれており、皮膚の機能を改善する作用があるそう。コリンは角質層に潤いを保つ「セラミド」の原料となってお肌を保湿し、バリア機能を高めるそうですから、乾燥が気になる方におすすめ。
(2)ビタミンE
抗酸化作用が高いことで知られるビタミンE。ノースウェスタン大学の研究によれば、ビタミンEを摂ると皮脂のビタミンEの含有量が増えることから、お肌の抗酸化力が高まるのではないか、とのこと。速効性はないようですが、毎日続けると、身体の中もお肌もサビから守る効果が期待できそう!
■「エッグスムージー」がおすすめな理由2つ
(1)プラス食物繊維とビタミンCで完璧!
栄養満点の卵ですが、ビタミンCと食物繊維が含まれていません。一方、スムージーは、食物繊維やビタミンCは豊富なもののタンパク質が少ない飲み物。この欠点を補い合うのがエッグスムージー。「卵は最高のアンチエイジングフード」の著者オーガスト・ハーゲスハイマー氏も、エッグスムージーを飲んでいるとか!? 若さの秘訣なのかも知れませんね。
(2)卵の栄養素を壊さず摂れる
ビタミンB群が熱に弱いことから、卵は生食、もしくは温泉タマゴのような多少加熱した状態で食べるのがベスト。日本でも、昔から風邪を引いた時のたまご酒や、アメリカやヨーロッパでも親しまれているミルクセーキなど、卵を飲み物として使う習慣があり、卵を飲む習慣は古くからあったもの。スムージーに卵を入れると、とてもクリーミーな仕上がりに! 美味しくって栄養満点のエッグスムージー、朝の定番にしてみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
【関連記事】
※腸のアンチエイジングに◎!「夜ホットスムージー」レシピ3つ
【参考】
※卵は栄養価の優等生! – 熊本那須ファーム
※卵黄レシチンの皮膚機能改善に関する研究 – 昭和女子大学生活科学部・専任講師(PDF)
※ビタミンE摂取による皮膚の抗酸化レベル上昇 – 日本抗酸化学会