バストは、脂肪と乳腺で構成されています。脂肪と乳腺の割合は、年齢とともに変化します。バストケアなどをしていなければ、重力に負けてバストは下垂してしまいす。
バストの形は、ホルモンや食事や日常動作も関係しています。上向きのバストラインをキープするには努力が必要です。
バストが下垂するNG行動を知り、上向きバストに導くためのエクササイズを習慣づけましょう。
■上向きバストを妨げるNG行動
美しいバストを保つためには、バスト周辺だけではなく、全身の状態も関係しています。
以下が「上向きバストを妨げる項目」です。あなたはこんなことがクセになっていませんか?
・猫背である
・下着は1年以上測らず、いつも同じサイズをつけている
・偏食である
・バストのサイズが小さく、面倒なのでブラジャーはつけない
・ランニングが習慣で、走るときは通常のブラと同じもの
・肩こりがある
・冷え性である
これらがないように気を付けると、バストを構成する乳腺と脂肪を理想的な位置へ導くことができます。
猫背で姿勢が悪いと、身体が前かがみになり、バストラインも下がります。そうすると、日常的に下向きバストが習慣化します。
バストサイズは、季節ごとにチェックしましょう。身体に合った下着を着用することが、バストのエイジングケアに役立ちます。
忘れがちですが、シーンによって下着を変える事もおすすめです。ランニングなど、バストの揺れが大きいスポーツをする際は、スポーツブラでバストをしっかりと支えると、下垂を防止できます。
■姿勢矯正とバストアップに効果的なエクササイズ
バストアップエクササイズをご紹介します。周辺筋肉を刺激し、リンパの流れを促しましょう。老廃物を排出しやすい状態にすることで、上向きの美しいバストラインを目指せます。
エクササイズのやり方
(1)うつ伏せになります。
(2)片手を頭に添えて息を吸い、息を吐きながら上体をひねります。この状態で10秒キープしましょう。これを3回行います。
(3)反対側も同様に行いましょう。
エクササイズのポイント
・反動をつけないように注意する
・背中の筋肉を意識し、肘をなるべく後ろにキープする
背中全体の筋肉を使うので、正しい姿勢にも効果的です。
肘を引き上げ、バストの筋肉を鍛えるだけではなく、胸を開くことで、バスト周辺のリンパを刺激し老廃物を排出しやすくなります。そして、上向きバストを作ります。
大きさではなく、形の良いバストを日常生活とエクササイズで作りましょう。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子
10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
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