2015年01月13日
便秘・美肌・免疫力・ダイエット…目的別「ヨーグルト」の選び方まとめ
様々なメーカーから販売されているヨーグルト。菌の種類によって味や食感も異なりますが、腸内環境美化、ダイエット、免疫力UPなど、ヨーグルトに含まれる菌にはそれぞれ得意な分野があるそう。目的にあったヨーグルトを選べば、美容効果を早く実感できるかもしれませんよ。
■働く場所の違い
ヨーグルトの菌には、胃や小腸で働く菌と、大腸で働く菌に分かれます。ヤクルト・シロタ株などの「ラクトバチルス菌」は、胃や小腸で、「ビフィズス菌」は大腸で働きます。また、クレモリスFC株などの「ラクトコッカス菌」は、コレステロールや血糖値を下げる働きがあると言われています。
■目的別に選んで!ヨーグルトの種類
(1)ダイエット
ダイエットのために食べるのであれば、ガセリ菌SP株・LGG菌、クレモリス菌FC株がおすすめ。ガセリ菌SP株やLGG菌は腸内で脂肪の吸収を、クレモリス菌FC株は糖の吸収を穏やかにする作用があると言われていますから、食事と一緒にヨーグルトを食べましょう。
<おすすめヨーグルト>
「ナチュレ 恵」、「カスピ海ヨーグルト」、「タカナシヨーグルト おなかへGG!」など
(2)便秘
便秘には大腸で働くビフィズス菌がおすすめ。食べたビフィズス菌は腸内に留まれきないので、少量でも毎日食べましょう。
<おすすめヨーグルト>
「ビヒダスBB536プレーンヨーグルト」、「ヤクルト」、「ナチュレ 恵」、「よつ葉北海道十勝プレーンヨーグルト」など
(3)美肌
美肌効果は、主に腸内環境の改善から得られると言われています。大腸の働きを促進させるビフィズス菌をヨーグルトで摂取することで、高い美肌効果が期待できます。お肌の保湿力を高める作用もあるそうですから、積極的に摂って◎。また、L-55乳酸菌は腸内で大豆イソフラボンを分解して吸収を高める効果があると言われているので、大豆製品と一緒に摂るのもおすすめ。
<おすすめヨーグルト>
「ビヒダスBB536プレーンヨーグルト」、「ヤクルト」、「ナチュレ 恵」、「オハヨー 生乳ヨーグルト」など
(4)免疫
細菌やウィルスから身体を守るNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の働きを強めたり、異物を取り込んで消化するマクロファージという機能を高める効果があるとされている乳酸菌の含まれたヨーグルトがおすすめ。
<おすすめヨーグルト>
「明治ヨーグルトR-1」、「明治ブルガリアヨーグルト」、「植物性乳酸菌ラブレ」など
目的別に選んで、効率よく効果を実感したいですね!
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)
【関連記事】
・美肌・美腸に酒粕!毎日続けたい「はちみつ甘酒」&「酒粕ヨーグルト」レシピ
【参考】
※免疫力をアップする、発酵食のすすめ。『クロワッサン特別編集』(マガジンハウスムック)
※生活習慣病への効果 – 「カスピ海ヨーグルト」研究会
※ビフィズス菌BB536含有の乳酸菌飲料が成人女性の肌状態を改善 – 森永乳業(PDF)
※SCIENCE REPORT– ヤクルト本社(PDF)
※1073R-1乳酸菌について – 明治
※コラム – オハヨー乳業 基礎研究室
※L-55乳酸菌について - オハヨー乳業 基礎研究室