「今年こそは絶対ビキニボディになる!」と強い気持ちで目標を立てたけど、実際は、夏になってもゆるんだボディという人も多いかもしれません。
そんな方は、「チェアスクワット」にトライしましょう。スクワットは全身の筋力を刺激して、脂肪を燃やしやすい状態に近づけてくれる、いわばエクササイズの鉄板種目です。
誰でも1回はスクワットをチャレンジしたことがあると思いますが、「スクワットの効果を感じられず苦手」という方が多いようです。
そこで、YOGAエクササイズディレクターの筆者が、スクワットの効果を感じられるようにイスを使った「チェアスクワット」をご紹介します。
■5分間エクサでパーフェクトボディを目指す
このチェアスクワットは、スクワットビギナーさんにおすすめです。なぜなら、多くの人が正しいフォームで実践できずに、「辛いだけで効果がない」「ひざが痛い」「腰が痛い」という声が意外と多いからです。
しかし、イスを使ったスクワットは、基本動作を確認しながら実践することができます。
さらに今回は、両手を上に伸ばし、手のひらを合わせる動作を加えたので、二の腕引き締め効果も期待できます。
筆者おすすめの実践時間
経験者である筆者がおすすめする実践時間は、午後もしくは寝る前に5分間です。
夕方は1番代謝率が上がる時間帯なので、体脂肪を効率よくカットしてくれます。また、寝る前に実践すると、成長ホルモンを促してくれます。
キツイ動きの方が筋繊維に負荷がかかり、回復させようと成長ホルモンが出ます。その結果、代謝促進、疲労回復、細胞の若返りなど、アンチエイジング効果も◎です。
実践回数
1日おきに週3回行いましょう。これは、疲労した筋肉を休ませるためです。
キツイ運動できずついた筋繊維は、休息(24時間〜48時間)が必要です。この休息が「超回復」と呼ばれ、筋肉量がアップし、筋肉によってボディラインがシェイプされます。
期待できる効果
・基礎代謝率を上げる
・体幹(胴体部分)を鍛える
・二の腕引き締め
・下半身引き締め
・姿勢が美しくなる
などの効果が期待できます。
また、運動することで成長ホルモンも促されるので、アンチエイジング効果も期待することができます。
■「チェアスクワット」のやり方
(1)イスの前に立ち、吐く息とともにお腹を腰に引き寄せドローイングします。足は腰幅(握りこぶし2個くらいを目安)に開きます。
(2)両手を天井方向に伸ばします。この時もドローイング状態を意識してください。
(3)吐く息とともに、イスギリギリまで腰を下ろします。両手の平を合わせ10カウントしたら、ゆっくり息を吸いながら(2)の位置まで戻ります。この動作を、5回繰り返しましょう。
慣れてきたら3セットまで増やしてみてください。手のひらを合わせてポーズをキープする時に肩に力が入りやすいので、肩を下げてあごを軽く引くように意識してください。
いかがですか? 今までスクワットを実践していた人も、「ここまで腰を下ろすの?」と思ったかもしれませんが、深く腰を下ろし下半身を鍛え、常にドローイングした状態で体幹を鍛えてください。
全体のシルエットが変わるだけではなく姿勢も美しくなるので、ますますビキニの似合うボディになります。ぜひ、正しいフォームをマスターして、効果を感じてください。
株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世
ボディクエストのエクササイズディレクターとしてワークアウト開発に携わると同時に、YOGAスタジオやスポーツクラブなどで指導にあたる。著書に「ふたりストレッチ」「幸せ美人になるための5日間レッスン」など。)
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