バスタイムは、美を養う絶好の時間です。疲れた身体を回復させるには、「足指からのメンテナンス」がおすすめです。
エステサロンでの「足裏」の施術は心地よいものですが、「足指」が痛かった経験はありませんか?
巡りが良くなり、身体をほぐしやすい状態になっているバスタイムは、足指のケアに効果的です。
日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の筆者が、お風呂でできる「足指ストレッチ」をご紹介します。
■足指はバランスを保つために重要
足指は、さまざまなトラブルが生じやすい場所です。親指が内側に曲がる「外反母趾」や、直立した時に足指が地面につかない「浮指」、指をふんばりつづけて形が変わる「ハンマートゥー」などに、お悩みの方も多いでしょう。
足指は、姿勢や歩行のバランスを保つために重要な働きを担っています。足指にトラブルがあると歩き方のバランスが崩れるため、ひざや腰に痛みが出る場合もあります。
外出しているあいだ、足指はきゅうくつな靴の中に長時間収まり、自由に動かすことができません。温まっているバスタイムに、足指をほぐしましょう。
■バスタイムに!足指をほぐすストレッチ
以下にご紹介するストレッチは、寝る前のバスタイムに行うことをおすすめします。足指は、血流の折り返し地点なので、足指がほぐれると身体全体の巡りが良くなり、睡眠に入りやすくなります。
(1)まずは、ぬるめの湯船に10分程度つかり、身体を温めましょう。
(2)片方の足の爪の付け根と両わきを、「痛(いた)気持ちいい」くらいの加減でもみます。各指を10回程度行いましょう。
爪もみは、自律神経を整えます。薬指(第四指)は交感神経を刺激するのでもまない方法もありますが、筆者は、全ての指をまんべんなくもみ、自律神経を整えています。気になる方は、薬指はさけてください。
そのまま、同じ足に対して、(3)以下のケアを続けてください。
(3)右手と左足指を、強めに10回握り合います。握り合う時は、足指の根元まで手指を入れてください。続けて、同じことを「左手と右足指」でも10回行います。
(4)かかとの中央を10回程度、軽く叩きます。ここは、「失眠」というツボがあります。
(5)最後に足首をまわして、ふくらはぎからお尻に向かってさすり、老廃物を流しましょう。
(6)片側の足を、上記の(2)〜(5)の方法でほぐし終わったら、今度は反対側の足に対して同様に、(2)〜(5)を行いましょう。
日常でも指で地面をつかむように意識して立つだけで、足指を使うことができます。小指までしっかり使うと、姿勢改善にもつながります。
身体の疲れを睡眠中にしっかり回復させるためにも、「足指からのメンテナンス」を日々心がけてください。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子
10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
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