シャツは、カジュアルにもフォーマルにも使える万能アイテムです。
美容師やヘアメイクのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、シャツで知的な装いを演出する時に、ショートやミディアムヘアの方におすすめの「大人ヘアアレンジ」をご紹介します。
■ロングヘアの「ポニーテール」は“結ぶ高さ”に注意
シャツに合わせて知的に見せるヘアアレンジは、デコルテやうなじをきれいに見せることが大切です。
簡単にできるヘアアレンジとして、ロングヘアの方の場合は「ポニーテール」が鉄板ですが、高めの位置でポニーテールをすると、“無理な若づくり”に見えてしまいます。
上品できれいな「ポニーテール」のポイント
ポニーテールにする時は小鼻と耳上の延長線上の“ゴールデンポイント”で結ぶようにすると、上品できれいなシルエットに見えます。
■ショートやミディアムは“ウェーブヘア”に
ショートやミディアムの方は少しゆるめのウェーブヘアにすると、かっちりしすぎずに柔らかい女性のイメージを演出できるのでおすすめです。
■ゆるウェーブヘアが叶う!シャツに合うおすすめヘアアレンジ
シャツによく合う少しゆるめのウェーブヘアにできる、簡単なアレンジ方法をご紹介します。
ショートのボブの長さから鎖骨までの長さの方までできるアレンジです。ゴムやピンは不要。コテを使って行います。
(1)毛先を外ハネに
まず、毛先を外ハネにします。使うコテの太さは、ロングヘアの方なら「32mm」、ショートやミディアムの方なら「26mm」くらいのものを使いましょう。
外ハネにする時には、コテをアイロンのように真っ直ぐ下ろして使います。コテでも、アイロンと同じように髪の毛をストレートにすることができます。根元からゆっくりスライドすると、全体はストレートで毛先だけ緩やかな外ハネになります。
もし、外ハネをしっかりハネさせたい場合は、毛先の部分だけコテを半回転すると、よりしっかり形がつきますよ。
(2)上半分に内巻き外巻きの「ミックス巻き」で動きをつける
次に、コテを、タテもしくは斜めに持って、内巻き外巻きの「ミックス巻き」をします。頭の上半分をミックス巻きで巻いていきます。ハーフアップをする時の分け取りと同じように、上半分を分けて取ります。
2〜3センチの厚みの毛束を持ち、毛束を顔側方向に巻く「内巻き」と、毛束を後ろ方向に巻く「外巻き」の両方を交互にやっていきます。
さらに動きをつけたい時は、あえて、持つ毛束の量を細くしたり太くしましょう。巻く毛束の量によって、表面の動きが変わります。緩めの動きがほしい場合は毛束の量を多めにし、動きをしっかり出したい場合は、細かく毛束をとって巻くことがポイントです。
(3)仕上げ
仕上げにスタイリング剤をつけて完成です。ナチュラルな雰囲気に仕上げたい場合は「ハードスプレー」や「スプレーワックス」を使用し、ウェットなスタイルにしたい場合は「オイル系」を揉み込むようにつけましょう。
いかがでしたか? シャツで知的な装いを演出する時の大人ヘアアレンジをご紹介しました。ゴムやピンを使わずにできる簡単アレンジですので、ぜひ参考にしてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3
ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュ、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)
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【イラスト協力】
イラストレーター24KAWA(24KAWA)