突然ですが、あなたが鏡を見るタイミングはいつですか? 顔を洗うとき、メイクするとき、トイレや駅のホームなど。朝から晩まで自宅や外出先で鏡を見る機会があると思います。そんな時、思うのは「私の顔大丈夫かな? よし大丈夫!」または「やっぱりメイクよれしてた、直そう」といった風に、自分の顔を見たい時ではありませんか?
気になる部分や、顔のチェックをしたくて見ている時。そういう場合は、実は問題がないのです。というのも、鏡に映る自分を構えて見ているからです。では、鏡を見ていない時はどうでしょう?
■ふとした瞬間こそ、あなたの素の顔
パソコンをしている時、歩いている時、電車に乗っている時、TVを見ている時など、誰かと会話をせずに何かを行なっている時の顔というのは、無表情なはず。この顔こそが、あなた本来の顔です。鏡に映ったり、写真を撮る時など「自分をよく見せよう!」と構えていないので、力の抜けた素の状態。よく、電車の窓にうつった自分の顔がひどく疲れていたという話しを聞きます。それは、まさか自分の顔が映し出されると思っていないため「油断顔=無表情」なのです。
■鏡の自分は「2割増し」!?
つまり、自分が映し出されると思うと、人は少しでもよく見せたいと思うので、鏡にうつる時は「2割り増しの表情」をしているということなんです! 鏡を見ていない時の方が、気が緩んでいる「油断顔」であり、そちらの方が生活の中で長く他人に見られているのです。
■無表情の時こそ「顔ヨガ」が効果的
「顔ヨガ」とは顔の筋肉をストレッチして鍛えるもの。いつでも「2割増し」の理想的な顔に近づくためにも、無表情の時に顔をくちゃくちゃにしたり、上下に伸ばしたりしてストレッチしましょう。顔ヨガポーズを2つご紹介します。
「くちゃくちゃぱっ」の顔ヨガポーズ
1. 息を吸ってから、顔の全てのパーツを中心に寄せるイメージで顔をくちゃくちゃにします。
2. 同時に口から息を「シューッ」と音を出しながら思い切り吐き切り、その後顔全体を大きく広げるようにぱぁ〜っと顔を外に広げます。最後は力を抜いてリラックス。
「あっかんべー」の顔ヨガポーズ
舌を思い切り下に長く出しながら「はぁ〜っ」と口から息を吐き出し、同時に目線だけ上に向けます。
顔に意識が行き届くだけでなく、血行が良くなり顔がパッと明るくなるので、ぜひ試してみてくださいね。
(Lapure(ラープレ)主宰/ヨガ&フェイシャルヨガ講師 森初世)