老け見え顔の「ほうれい線」にお悩みの方は多いと思います。
顔ヨガインストラクターである筆者が、たるみによるほうれい線を撃退する顔ヨガをご紹介します。
■どうして「ほうれい線」ができるの?
ほうれい線は、実は赤ちゃんのころからあるということは知っていましたか? 加齢による頬のたるみによって深く刻まれ、目立つようになるのです。
では、なぜ頬はたるむのでしょうか。
たるみの原因は、表情筋の特性にあり
顔面筋は、皮膚につく「皮筋(ひきん)」という種類のものであり、頭蓋骨の上にただ乗っているだけの筋肉です。
加齢により筋肉が衰えて下がってくると、その上にある皮膚が雪崩のようになり毛穴が下がります。そして、口の横に、溝のようなほうれい線ができます。これが、皆さんに嫌われている「老け見えほうれい線」の正体なのです。
試しに、鏡に向かって鼻の横の肉を指で押してみてください。このように、ほうれい線が深くなりますよね。
今度は、この頬を指で持ち上げてみましょう。ほうれい線が消えますね。できればこの状態でキープしたいものです。
「頬を持ち上げてほうれい線を薄くする顔ヨガポーズ」をご紹介します。
■顔ヨガでここまで頬は引き上がる
筆者の、顔ヨガビフォアアフターの写真で比較します。
今から4年ほど前、顔ヨガを始める前の筆者の顔は、頬が落ちてほうれい線がくっきりと出ていました。ですが、顔ヨガを1日数分つづけることで筋肉の弾力をアップさせ、ほうれい線は薄くなりました。
筋肉は、一生鍛えられるものです。どなたでもできますよ。
■ターゲットは鼻の横の頬のたるみ!顔ヨガ2つ
(1)「おだんごロック」で頬を持ち上げる
(1)上の歯を見せ、頬を持ち上げるようにニッコリと微笑みます。
(2)親指と人差し指で輪をつくり、頬のおだんごを持ち上げます。この時、あごの力を抜きましょう。ここで10秒キープさせます。
このポーズは、口角をきれいに上げるトレーニングにも効果的です。
(2)「こめかみストレッチ」で、さらにリフトアップ
(1)右手を上げ、左のこめかみにある「側頭筋」を指でキャッチします。斜め後ろに引っ張って、リフトアップさせましょう。
(2)手の重さを使って、頭を右に倒します。
(3)頭を倒した方向に舌を長く出し、口から息をハーッと5回吐きます。舌は出したままで行ってください。反対側も同様に行いましょう。
このポーズは顔全体のリフトアップをし、フェイスラインをスッキリさせてくれます。目の印象も若返りますよ。また、顔の左右のたるみの差を軽減してくれるポーズです。たるみの多い側を、回数多めに行ってくださいね。
顔ヨガは、目に見える速効性があるのが嬉しいエクササイズです。鏡のなかの自分の顔の変化をモチベーションにしてください。
(顔ヨガインストラクター 千葉ゆか)
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