40代・50代の女性で「なんとなく老けた気がする」と感じる人は多いと思います。
たるみは水面下で少しづつ進行し、自分では気づきにくいものです。「なんとなく老けた」の正体は、もしかしたらたるみの進行のせいかもしれません。
「たるみ」は、シミやシワと違ってメイクで隠せず、ごまかしにくいものです。
美容家の筆者が、どのくらいたるみが進行しているのかがわかる「たるみ度セルフチェック」をご紹介します。まずは、手鏡を用意してくださいね。
■「たるみ度セルフチェック」のやり方
(1)身分証チェック
手元に過去の免許証やパスポートがある人は、ぜひ現在の顔と見比べてチェックしてください。身分証の写真は顔を出して正面から写すので、たるみの変化がわかりやすくなっています。
体重の変化がさほどないのに顔が丸くなっているのは、顔全体のたるみが進行している可能性があります。
チェックポイント
□フェイスラインの位置
□あごの長さ
□鼻下の長さやリップラインの鮮明さ
□口角の上がり方
□ほうれい線の長さや深さ、左右の違い
□小鼻の大きさ
□頬の幅
□目のくま
□目のぱっちり度
□目尻や眉尻の角度
5年前、10年前の写真が残っている人は、お顔の変化をしっかり見つめてみてください。
(2)頬の筋肉・口角のたるみチェック
顔を鏡に映して唇をしまい、頬の力だけで口角を引き上げます。
頬や口角周りの筋肉が衰えていると、口角がうまく上がりません。それを放置すると、どんどん口角の下がった不機嫌顔になってしまうでしょう。
普段から事務仕事などであまり表情を動かさない人は、特に注意が必要です。たくさん笑ったり、笑った顔を鏡の前でつくったりして、トレーニングを始めましょう。
(3)目元のシワの進行度チェック
「目元」は、一番早く老化が進むといわれている部位です。
はじめに、少しわざとらしいくらいの満面の笑みをつくり10秒キープしてください。表情を真顔に戻してからも目元にシワが残るようなら、肌のハリ弾力が失われつつあり、今後シワが深くなってくる可能性があります。
保湿に加えて、ハリと弾力を与えるアイクリームの使用をおすすめします。
(4)顔全体のたるみ度チェック
手鏡を持ち、正面から見た顔が現在の顔です。
そして、手鏡をもったまま真上を向いてください。少し若返った状態になりませんか?
この時の「おでこのシワ」「目元のたるみ」「頬の毛穴のサイズ感」「ほうれい線の深さや長さ」「フェイスライン」「二重アゴの変化」を覚えておいてください。
そのまま手鏡を持って真下を向くと、5年後の顔があらわれるといわれています。顔全体のハリと弾力がなくなり、たるみが進行している人ほど、顔の変化があります。
先ほど覚えておいた項目と比べて、変化をしっかり見つめてください。スマホでの撮影などもおすすめです。
気づかないうちに進行してしまうたるみだからこそ、ケアの第一歩は自分の現実を知るところからはじめたいものです。ショックだったところや気になるところ、進行度の早いところから優先してケアをしましょう。
何歳からでも、お手入れをすれば肌は応えてくれるはずです。丁寧にケアをしながら年齢を重ねていきましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美)
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