暖かくなり、お出かけの予定が目白押しという方もきっと多いと思います。気をつけてはいても、うっかり日焼けしてしまうこともありますよね。
ベジ活アドバイザーの筆者が、日焼け後に食べたい抗酸化作用の高い野菜・果物を3つご紹介します。
日焼けというと外側のケアに意識しがちですが、「ビタミンC」たっぷりの食材を食べて酸化した身体を労わり、内側のケアもしっかりしてあげましょう。
■「日焼け後に食べたい抗酸化作用の高い野菜・果物」3つ
(1)トマト
トマトに含まれる「リコピン」は、「ビタミンE」のなんと100倍以上もの抗酸化作用があることがわかっています。活性酸素消去力も高いので、日焼け後だけではなくアンチエイジングを気にする人は普段からとりたい食材ですね。
リコピンはメラニン色素の生成を抑制するほか、紫外線によるコラーゲンの減少を抑える働きがあることから、日焼けによるシミ・シワ予防に役立つと考えられています。
また、カゴメの実験によると、リコピンを多く含むトマトジュースの摂取は、紫外線によって暗くなった肌の色調回復を促す可能性があるのだそうです。
トマトは、簡便野菜としても優秀です。リコピンの吸収率を高めたいなら「オリーブオイル」と一緒にとると良いですね。
(2)キウイフルーツ
17種類の栄養素がどれくらい含まれるかを比較した【栄養素充足率スコア】で、トップクラスなのがキウイフルーツなのだそうです。
キウイフルーツはコラーゲンの生成をサポートし、メラニン色素の過剰生成を抑制するほか、酸化を抑えるのにも役立つ「ビタミンC」を多く含みます。水溶性のビタミンCは調理過程で失われてしまうことも多いので、損失なく食べられるキウイフルーツは栄養を逃すことなくとれます。
「サンゴールドキウイ」という品種なら、1個でレモン8個分以上のビタミンCがとれるようですよ。
(3)パプリカ
パプリカには、抗酸化ビタミンと呼ばれる「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」が含まれています。ピーマンに似ていますがパプリカと比較すると、ビタミンCは約2倍、カロテンは約7倍あり、高い栄養が特徴です。
洗ってそのまま食べることができる簡便性と、甘くて食べやすいのが魅力ですね。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
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【参考】
※トマトに含まれるリコピンとは? – カゴメ
※リコピンの「活性酸素消去力」 – カゴメ
※リコピンで輝く白い肌へ – カゴメ
※トマトジュースの摂取で紫外線により暗くなった肌の色調の回復が促進される可能性があることを確認 – カゴメ
※リコピン吸収を抜群にする – カゴメ
※キウイと栄養 – ゼスプリ インターナショナル ジャパン
※キウイの8つの重要な栄養素 – ゼスプリ インターナショナル ジャパン
※見た目がピーマンと似ているパプリカ、味や栄養価はどう違うの? – カゴメ
※パプリカ – JAグループ