白いご飯のお供の代表といえば「納豆」。そのねばねばと強烈な匂いは、クセになりますよね。
納豆の栄養価の高さは有名ですが、具体的にどういう効果があるのでしょうか。
管理栄養士の筆者が、納豆の働きについてご紹介します。
■納豆の効果とは?
納豆は、煮た大豆に納豆菌をつけ、40度前後の環境下に数日おいて、発酵させてできあがる発酵食品です。
「消化促進」「安眠効果」「整腸作用」「生活習慣病予防」「美肌効果」といった、さまざまな健康効果が見込まれる健康食品です。
■「納豆菌」の抗菌効果で美腸に
納豆に含まれる「納豆菌」には、腸内の悪玉菌を減らし善玉菌を増やす働きがあります。それは、納豆菌が作り出す物質の抗菌作用によるものであり、悪玉菌に働きかけてその力を弱めてくれます。
腸内の菌のバランスが保たれることで、美腸効果が期待できます。
■「イソフラボン」効果で美肌に
年齢とともに衰える肌のハリとツヤですが、納豆にはその悩みを改善する働きがあります。
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンの「エストロゲン」と良く似た作用を持っていることで有名ですね。
エストロゲンは美のホルモンとも呼ばれ、肌のハリやツヤの元である「コラーゲン」を作ります。年齢とともに少なくなってくるエストロゲンの役割の一端を、イソフラボンが担ってくれます。
■ネバネバ成分で便秘改善も!
便通をよくするネバネバ成分との相乗効果もあって、納豆は美肌を強力にサポートする食品です。大豆はもともと栄養価が高い食品ですが、発酵することでさらにパワーアップします。
1日1パック(約50g)の納豆を食べると美肌が叶い、2パック食べると美腸が叶うといわれる納豆。毎日食べることで、身体の中から健康になり、美しくなれるきっかけが作れます。習慣的に食べたい食品ですね。
(管理栄養士/おやこ食育プランナー/美食ライフプランナー やなぎさわえりな)
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