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与えるだけでは美肌になれない?40代が「角質ケア」すべき理由

エステティシャン
永松麻美

30代、40代の美肌とアンチエイジングは「角質ケア」がカギをにぎっています。エステサロンの現場で、大人女性の肌を日々触らせていただいていて実感していることです。

それは、「肌にどれだけ栄養を与えるか」だけではありません。それももちろん大事なのですが、それ以上に「ちゃんと排泄できる肌なのか」「ちゃんと肌の生まれ変わりのリズムができているのか」ということも大切になってきます。

与えるだけでは美肌になれない?40代が「角質ケア」すべき理由

肌がちゃんと育ち、生まれ変わるというサイクルができていないと、どんなに栄養たっぷりなお化粧品を使ってもなかなか効果を発揮してくれません。

エステティシャンの筆者が、若々しく健康で美しい肌を育てるために「大人の角質ケア」についてご紹介します。

■肌は排泄器官なので、排泄をスムーズにしてあげる

CMを見ても、化粧品成分を肌に「浸透」させることにすごく注意をはらっていますよね。しかし、浸透させる前にまず余計なものをとり去ることが大事です。もちろん浸透しやすくするため、という点でもあります。

そもそも、肌は排泄器官です。汗や皮脂を分泌するための場所でもあります。

メイクをする時に崩れないように隙間なく毛穴を塞いだり、シミなどを隠すために厚塗りをしたりすると思います。ですが、クレンジングをしてもメイクの残りが詰まっていたり、汚れが落としきれていないと美肌は遠のくばかりです。

毛穴つまりが起こりやすい人は、「ノンコメドジェニック」がおすすめ

毛穴がつまりにくいコスメを選び、クレンジングや洗顔はメイクがしっかり落ちるものを選びましょう。

毛穴つまりが起こりやすい人は、メイク製品やスキンケア用品を選ぶ時に「ノンコメドジェニック」のものを選ぶとつまりを軽減させることができます。

■ターンオーバーを整える

「ターンオーバー」という言葉をよく耳にすると思います。肌の表皮といわれる部分で肌の細胞が生まれ、育ち、肌表面になり、垢となって剥がれ落ちる「肌の生まれ変わりサイクル」のことです。

通常、健康な肌は、約28日でターンオーバーをしているはずです。ですが、年齢とともに代謝が落ち角質も剥がれにくくなると、大体「年齢+10日」ほどかかっているといわれています。

40歳なら50日。ということは、肌の生まれ変わりに2ヶ月弱かかっているという計算になります。このターンオーバーが遅くなると「シミ」「シワ」「ごわつき」「毛穴トラブル」「ニキビやキズ跡などが治りにくい」などの肌老化や不調につながります。

自然に任せていると、ターンオーバーは遅くなる一方です。美容液やクリームを購入する前に、角質ケア剤などを自宅ケアにプラスして肌の生まれ変わりを整えましょう

ターンオーバーを整えると、美容成分も浸透しやすくなる

汚れをしっかりと落として排泄できる肌になり、ターンオーバーを整えると、結果的に美容成分も浸透しやすくなります。肌が柔軟になり、シワ予防やごわつき、ざらつき対策、さらには肌代謝が上がり若返り効果も期待できます。

肌トラブルや肌老化を遠ざけるには、肌代謝を上げることが重要です。自宅ケアがむずかしければ、エステサロンや美容皮膚科でピーリングや角質ケアなどの「ディープクレンジング」を受けることもおすすめです。

肌さわりがなめらかで柔らかく、透明感のある肌を目指しましょう。

(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美
自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。)

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